日別アーカイブ: 2020年1月24日

リトリーブサイコセラピー®という
心理療法を中心に

他人軸人生から卒業し
自分を愛し生きる力と喜びを取り戻す
お手伝いをしています

心理セラピスト　石原由美子です。

 

 

突然ですが・・・

 

これからの人生に
過去なんて関係ない

いつまで過去に
引きずられてるの？？
成功は行動あるのみ！

悩みや問題解決に
過去は関係ないでしょ？

 

こんな声を聞いたことがありませんか？

 

特に、私が扱っている
リトリーブサイコセラピー®という心理セラピーは

クライアントさんの過去(記憶・感情）を
丁寧に扱うことで問題解決をサポートする
心理セラピーですので

上記のような
”過去”についての意見に
敏感になってしまう部分があるのですが

 

過去の自分と向き合い
その時の経験や感情・感覚を
丁寧に扱ってもらえたからこそ

強烈な他人軸から自分軸が作り直され
日々の生活の中の生きづらさが減り

自由に自分の意志で歩けるようになれた
そんな私の体験があるので

 

今日は　そんな”過去”についてと

”過去と現在の生きづらさの関係”

について
私なりに感じることを書いてみますね。

 

今お持ちの悩みや生きづらさ、
問題の解決に少しでも役立つなら幸いです。

 

 

ー・－・ー　目次　ー・－・－

１．人生はミルフィーユ
２.　過去という経験の意味
３．人生は家族という小さな社会から始まる
４．家族を通して受け取る自分の価値
５．生きづらさを解決したいなら

ー・－・－・－・－・－・－・

 

 

人生はミルフィーユ
**********************

↑見てるだけでよだれが（汗

 

人生をミルフィーユに例えるなんて
ちょっとお粗末かもしれませんが

過去も今も
しっかりと繋がっている

過去があるから
今の私がある

 

これを表現したくて
ミルフィーユを選んでみました。

 

例えば、
１年がパイ生地一層分とするなら

私のミルフィーユ（人生）は
４１年分だからパイ生地が４１層

私の子供（１４歳）のなら
１４年分のパイ生地で１４層

どちらも
生まれた瞬間～１歳の生地が
今も一番下にしっかりとあるから

私の４１層のミルフィーユ（人生）も
子供の１４層のミルフィーユ（人生）も
倒れずに居られる。

 

見方を変えれば、

４１層目の今の私の人生
１４層目の今の子供の人生が生かされている

 

か・な・り！

強引かもしれませんが（笑

 

私は一年（一層）、一年（一層）の
積み重ねがあるからこそ

今の私（４１層目）があると
そう感じているんです。

 

 

※そして、私のミルフィーユは
何層まで積み上げることができるのかな（笑

 

 

過去という経験の意味
*********************

これからの人生に
過去なんて関係ない！

こう言われた方の真意は
どこにあるのかわかりませんが

 

先ほどのミルフィーユに例えるなら

一番下の層があるから
二段目の層が成り立っているし

私の４１層目も
下の層に支えられているからこそ
今、成り立つことが出来ています。

 

これを、経験の積み重ねとして
私たちの人生の一部で例えてみると・・・

 

◆動作について
赤ちゃんは寝がえりが出来るから
ハイハイが出来るようになるし
ハイハイで全身が鍛えられるから
立ち上がりや立位・歩行が出来るようになる

◆学習面について
足し算・引き算学習の経験があるから
九九の理論や割り算が理解できるようになるし
これらが総合的に経験・理解できるから
分数計算ができるようになる

◆社会生活において
自分の間違った言動に対して
適切な注意や指導があるから
「そうなんだ。そういう事なんだ。」と
新たに知識が増え、次に活かせるようになるし

失敗経験があるから
自分でどうしたらいいのか？考え・修正し
次の成功に繋げられる

 

 

こんなふうに
過去の経験の積み重ねがあり

そこで経験し学ぶことで
私たちの人生は
作り上げられているんですね。

 

 

 

人生は家族という小さな社会から始まる
*************************************

半ば強引に（汗

人生をミルフィーユに例えてみたり

過去という
経験の積み重ねがあるから今がある

そんな事を
私なりの解釈でお伝えしてきましたが

 

今日お伝えしたい本題は
ここからになります♪
（お付き合い下さい～）

 

じゃあ、何かを初めてする時や
経験・行動していこうとする時

もし、そこに過去の経験（体験）がない場合

私たちは誰かにそれを教えて貰ったり
自分で調べて”方法やその考え方”を
学ぼうとしますよね。

 

例えば・・・

 

初めての職種につく際は
就職して先輩や上司の指導のもと

仕事の内容や実際の動き方
仕事の際の在り方などを

何も書かれていない
真っ白い（脳内）キャンパスに

教えられた通りに描いていきますよね。

 

ふむふむ、そうなんですね
こういう時はこうしたらいいんですね
この時はこれをすべきなんですね
ここを気を付けてやった方がいいんですね

 

そうして
そのキャンパス（指針）通りに
仕事をしていく中で

失敗・成功体験を積み重ねて

初めは真っ白だったキャンパスが
何年後には絵や文字で
賑やかになっていくんだと思います。

 

 

これは　私たち一人一人の
価値観や行動・思考パターンにおいても
同じことが言え

 

私たちが生まれた時に持っている
真っ白いキャンパスに書いていく

価値観や行動・思考パターンのお手本
特に、人間関係についてのお手本は

 

 家族という小さな社会

 

になるんです

※イメージ図

 

ちなみに・・・

 

性格って
もともと持って生まれたモノじゃないの？

血液型でも
生き方パターンがあるんじゃないの？

他にも、○○占いや△△術なんていう
性格癖や生き方パターンを
教えてくれるモノもあるのでは？

 

私もこう感じていた時がありましたし
「なるほど～、わかるわかる！」と
自分を知る機会になった経験もありますが

 

特に幼少期に
共に生活していた家族の生き方（人間関係）も

私たちの性格（生き方・感じ方・価値観など）に
環境因子として
大きく影響していると言われているんです。

 

 

 

家族という社会の中で体験すること
************************************

 

さぁ！ある家族に
新たな家族（命）が仲間入り！！

 

生きるための知識や知恵・情報
考えや行動の基本的な方針（各家族）
人との関わり方（挨拶から接し方など）

こんなことを
赤ちゃんは家族の中で学び・経験しながら
新たな人生をスタートさせていきます☆

 

お花見っていう経験も
春には桜が咲くという知識も
外でお弁当を食べる楽しさも

これも経験・体験から得られること。

 

 

３世代家族なら
おじいちゃん、おばあちゃんからも
沢山の生きる知恵を
身近で教えてもらう機会があるでしょうね。

ひと昔の常識と今の常識の違い
料理の種類の違い（和風・洋風など）
いつか誰もが”年老いていく”…も。

 

子供たちの白いキャンパスには
どれも新しい事だから

関わりの中で得られた
その新鮮な知恵や情報が
キャンパスにどんどん追加されていきます。

年に数回の旅行があれば

旅行に行くときは大きなカバンが必要なこと
車以外が移動手段なら
電車や新幹線・飛行機の存在を知るでしょう
違う地方や土地の存在も新たな発見に♪

 

例えば
家族の誰かが病気や入院になるなら

元気でいることの大切さや
お見舞いに行けば大きな病院の存在を知ったり
歩けない時には車いすが便利だということ

 

 

お盆やお正月のお墓詣りでは

自分の何代も前に生きた
先祖さまが居ることを知ったり
命のバトンを自分が繋いでいることを感じたり
命には限りがあるということを知ったり

 
私たちは
小さな社会＝家族との関わりの中で

 

生きるための知識や知恵、情報を
経験・体験の積み重ねを通して
学んでいくんですね。

 

もちろん　これは
各家族によって違うので

 
私たちは
学校で友達と関わる中で

 
その違いも
次第と知っていくことになります。
（視野が考えが広がる事に繋がります）

 

そして、もう一つ大事なこと。

 

それは・・・

 

◆人との関わり方（人間関係）
◆自分という存在に対する価値

 

これも、家族という小さな社会の中で
身に着けていくことになるんです。

 

真っ白いキャンパスに

人とはこんな風に接するんだ
お母さんの機嫌が悪い時はこんな対応しよう
「あんたはダメ！」＝「そうか僕はダメなんだ」
大人の男の人は威張ってもいいんだな
人前ではとにかく笑顔！（陰口はひそひそと）
自分の事よりも周りを優先する方が大切なんだ

 

こんな感じで
人との関わり方や自分の存在価値についても
家族の中で学んでいくのです。

 

 

家族を通して受け取る自分の価値
************************************

特に、幼少期０～６歳の間に
日々の家族との関わりの中で
子供が感じて受け取る

 

自分ってこういう存在なんだ

 

という自分に対する価値は
私たちの無意識の奥深くに根付くため

成長して大人になったとしても
私たちの自己価値は

子供の頃に受け取ったモノと
同じ自己価値のままだと言われてます。
（性格も簡単に変えられないですよね）

 

その幼い頃の経験から受け取った
自分に対する価値は

無意識層（潜在意識・無自覚）に残り
日々の生活、人生全体に
大きな影響を与えていきます。

 

例えば・・・

 

母親が兄を一番に可愛がる姿をいつも見て
妹はこう感じてしまいます
↓　↓

私はお母さんに必要とされない存在なんだ
私は価値のない人間なんだ

そして
この感覚（無自覚）を持ち続ける為に

学校や社会に出ても
いつも自分に自信がなく、凹みやすく
だからこそ「認められたい」と
先生や上司の期待に応えようと頑張り続ける

 

 

また、
言いたいこと、伝えたいことを
機嫌の悪いお父さんに話したら
「うるさい！」と怒鳴られる事が度々あった
↓　↓

私は受けいれてもらえない存在なんだ
私を嫌いなんだ、どうでもいい存在なんだ

 

この無価値感や孤独感・絶望感を抱えたまま
人と関わっていくと

誰かが怒鳴られている現場を見ると
自分が怒鳴られている様な感覚（恐怖）を感じたり

何か困る事があっても
「どうせ受け入れてもらえない。」と感じるため
人が怖くて、人に頼れず
一人で抱え込むことが増えうつになってしまう

 

また、
過保護で世話好きな親に育てられ
何かを自分でやろうとしても
「あなたは何も出来ないんだから。」と
すぐに手を出されて成長の機会を奪われると
↓　↓

出来ない子供のままだと親に愛されるんだ
誰かにやってもらえば楽、出来ない自分で居よう

 

こうやって心理的に幼い状態でいると

仕事でも誰かに引っ張ってもらいたい為
リーダーなど責任ある立場になろうとしない、
親のような支配的な人に依存しようとする

 

このように
幼少期の家族関係の中で受け取った
自分に対する価値は

その後の人生に
大きく影響しつづけていくんです。

 

 

 

生きづらさを解決するために
****************************

日常生活や人間関係の中で
こんな悩みや生きづらさはありませんか？

 

◆新しい仕事や新しい事にチャレンジできない
◆人に助けを求めたり頼ることが苦手
◆リーダーを任されると頭が真っ白になる
◆何をしても自分に自信がつかない
◆人の中に居ると居場所がないように感じる
◆意見を求められると緊張してしまう
◆NOが言えない、断れない
◆いつも約束の時間に遅刻してしまう
◆本音が言えない
◆ブログが書けない、SNSに顔出しが出来ない
◆自分のためにお金が使えない

 

 

「これは性格だから仕方ない。」

 

一見、諦めそうになるような
ただの困る行動癖に見えるような状態にも

無意識の中にある
自己価値（自分という存在価値）が
大きく影響しています。

 

え？？
つい時間に遅刻しちゃうことも？？

そう不思議に感じてしまうような
日々の小さな悩みや問題行動の裏にも
自己価値が関わっているんです。

 

そして、その自己価値は
私たちが家族との関わりを通して
作り上げてきた生き方のキャンパスに
しっかりと刻みこまれているんです。

 

 

だから、もし、あなたが
今のお悩みや問題を解決したいなら

あなたが子供の頃に家族から受け取った
自分という存在に対する価値や
人との関わり方ルールなど

あなたが書き込んできた
生き方キャンパスを振り返りながら

過去という”家族との関わり”を
丁寧に振り返っていく必要があるんです。

 

ミルフィーユをイメージしてみて下さい。

未来は、
”今”という”過去”で作り上げることができる

 

なりたい自分
変わりたい自分があるのなら

諦めずに、丁寧に
あなたの原点を振り返ってみませんか？