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カテゴリー別アーカイブ: こころの仕組み

言った!言ってない!の勘違いトラブルの原因~現実を生きていますか?~

リトリーブサイコセラピー®という
心理療法を中心に

他人軸人生から卒業し
自分を愛し生きる力と喜びを取り戻す
お手伝いをしています

心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

今日もジメジメした曇り空の山陰地方。

 

先日の線状降水帯により

島根県では
西部の江の川流域で水害が起きています。

 

私の住む地域にも大きな河川があり
「もうすぐで川の水に手が届きそう。」と感じるくらい
川の水位が上がってくると

見ているだけでも
なんとも言えない怖さがこみ上げてくるものです。

 

全国で被害に遭われた皆さま
心よりお見舞い申し上げます。

 

・ ・ ・

 

さて、今日は
コミュニケーションの中であるトラブル

言った!
言ってない!の勘違いトラブル

についてお話していきます。

 

 

それこそ、以前から私自身が

特に家族間(夫や子供)で
このすれ違いトラブルが起きやすく

物事が上手くいかなかった事や
困る事が起きていたんですね。

 

 

先日は

「その言葉を聞いたと思ったのに・・・。」
「なんでだろう?」
「空耳?私、大丈夫かしら・・・(汗」

自分のコミュニケーション能力に
自信がなくなりそうな事もありました。

 

そして、その時に
”私自身のある傾向”に気づいたんです。

 

今日は、その気づきをもとに
お話していきます。

 

 

言った!言ってない!の
勘違いトラブルの原因
~現実を生きていますか?~

 

 

 

 

ー・-・ー 目次 ー・-・-

1.妻の大きな勘違い
2.「勘違い」という名の”勝手な妄想”
3.確認しない生き方の深層心理
4.現実を生きるということは

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

妻の大きな勘違い
*************
*****

 

ある夫婦の夕食時の会話。

夫「明日、県外出張だから帰りが遅くなるわ。」

妻「うん、わかった。どこまで行くの?」

夫「○○支社まで。」

妻「そうなんだ。一人で?誰かと一緒?車で?」

夫「部下と一緒に車で。」

妻「車か、大変だね。気を付けて。」

 

こんな会話が交わされ
翌日の早朝、ご主人は出張に出かけました。

ご主人が出かけた瞬間、妻は
「よし、今夜の夕飯は夫のつまみも要らないし
ささっと食べれるモノで済まそう!」と
ルンルンで自分の仕事に出かけました。

 

その夜・・・

 

子どもたちと夕食を食べ始めたころ
「ただいま~。」とご主人が帰宅。

 

妻は「おかえり!早かったね!」に続き

 

「ご飯、食べて帰ってきたんだよね!」と。

 

妻の言葉に夫が唖然とした表情でいると

 

続いて、妻はあるあるの”勘違いコメント”を。

↓ ↓ ↓

え??
ご飯食べて帰るって言わなかったっけ?

 

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※幸い、夫婦喧嘩にはなりませんでしたが
夫「まじか。前にもこんなことあったし、
LINEで確認すればよかった…」と肩を落とすの巻。

 

 

 

「勘違い」という名の”勝手な妄想”
***********************
***********

 

妻は、妻自身で
「私、また勘違いしちゃった。」
「なんでだろう?」と危機感を感じて

妻なりに、昨晩の夫婦の会話を
冷静に振り返ってみました。

 

そして、その時の
自分の思考や気持ちも思い出してみました。

 

そこで分かった事実は

 

夕飯についての情報は
夫から一切なかったこと
(夕飯について、妻側も夫に質問してはいない

 

そう、これは紛れもない事実でした。

 

そして、出張の話を聞いた瞬間に
妻の中で

出張=夕飯は要らない♪

という勝手な思い込みが発動したことに気づきました。
(過去に出張時に夕飯が要らない体験も多々あり)

 

思い出せば、
ご主人の口から”出張”という言葉を聞いた瞬間に

そうかぁ、
夕飯は要らないってことかぁ。

こんな独り言が
妻の脳内で繰り広げられていたんです。

 

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でも、それは
自分ひとりの脳内のだけの確認であって

ご主人に実際に
聞いて確認する作業はしなかったんです。

 

夕飯を済ませて帰った出張も
過去に何度もあったのですが

今回の出張については

聞いて確認しない、現実を確認しない

言わば、ご主人の存在(気持ち)を置き去りにした
妄想の世界に閉じこもった状態だったんです。

 

THE 独りよがり。

 

 

思い込み・勘違いと言えば
誰にでも経験はあるとおもいますが

 

しかし、
何度も繰り返される夫婦間のすれ違いには

 

相手・現実を確認しようとしないで
ひとり自分の妄想の世界に居ようとする

 

妻側の生き方の癖
大きく影響していることが分かりました。

 

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あなたは

自分の内側でわく気持ちや疑問を

目の前の人に確認することが出来ますか??

 

 

 

確認しない生き方の深層心理
************************

 

もしかして○○かな?
あの話ぶりだと△△ってことだよね
そうなら▢▢に違いない!

 

このひとり脳内劇場(独り言)の状態は
他者や現実にコンタクトをしていない

いわゆる”妄想の状態”でもあるんです。
自分の中で疑問や不確定な状態であれば
すぐに人に確認したり聞いたりして

自分の中の「~かな?」を
はっきりさせた方が問題も起きないし
物事がスムーズ行きやすいと思います。

 

それなのに、
その疑問を明らかにしようとせず
ひとり脳内劇場の言葉を疑いもせず


聞いて確認せず
現実を確認せず

 

人とコンタクトを取ろうとせず

 

妄想の中で
自分ひとりで解釈してしまう生き方
なぜ起こるのでしょうか?

 

 

このように
聞いたり、確認するのが苦手な人には
こんな幼少期の体験が関係あるかもしれません。

 

●両親に聞いたら反って怒鳴られた
●わからないと言うと否定された
●そもそも親に関わって貰えなかった(無関心)
●自己表現することを良しとしない家だった
●支配的な親に育てられた
●虐待、無視、ネグレクト
●親が苦労していて欲求を出せなかった
●親に受容された経験がない(人が怖い)
●温かい愛情ある関わり(心身)が貰えなかった

 

 

 

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そう、自分以外の誰かに
言葉で関わろうとする(聞く・近づく)と

 

受け入れてもらえないかもしれない
否定されるかもしれない
無視・拒絶されるかもしれない
そんな対応されてしまったら

孤独感や無価値感、居場所のなさという
生きていけないような恐怖を感じてしまう

こんな恐れが心の奥底にあるのです。

 

 

そもそも
人と関わることだったり
自分の意見など自己表現することに対して

無意識上で大きな恐怖があるのです。

 

 

だから、この奥さんも

ご主人に
「聞かない・確認しない」を無意識に選んで

今ある情報に、経験や想像をプラスして

そうかぁ
夕飯は要らないってことかぁ…と
(勝手な妄想・決めつけ)

自分の世界の中だけで解釈して
周りの人や現実にコンタクトするのを拒み

自分で問題を解決しようとする生き方の癖が
発動してしまったのです。

 

 

これが恐ろしいのは、本人の中では

ご主人に「夕飯は要らない。」と
現実に言われてないのに

言われたかのような気持ちに
なりきっていること(汗

 

そうかぁ
夕飯は要らないってことかぁ…。

※そうかぁ…て言われてませんから!
※要らないってこと…言われてませんから!w

 

 

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あなたの
脳内で繰り広げられてることは

現実世界に沿ったことですか?

ひとり脳内劇場ではないですか??

 

 

 

現実を生きるということは
*****************
******

 

現実と妄想の違いを
少しはわかって頂けたと思います。

 

対相手との関わりの中で
現実を生きるということは

◆目で見て分かるその人の状態(事実)を受け取ること
◆その人が話す言葉をそのまま受け取ること
◆その人がする行動をそのまま受けること…など

個人的な解釈を入れずに
相手をありのまま眺められ、
確認(自覚)出来ていること
…だと
私は感じています。

 

 

そして、自分自身との関わりの中で
現実を生きるというこは

◆自分が感じている気持ちや感情を
否定やジャッジせずに受け止めること
◆目に見えている状態(世界・他者)を
ありのまま眺めることが出来ること
◆自分の中の不確かな感覚や考えは
他者とコンタクトを取りながら
明らかにすることが出来ること

◆私たちには各々に自己世界や価値観が
あることを自覚した上で
自分が現実を生きていることを
日常的に意識していること

だと私は感じています。

 

そう、現実を生きるためには
特に自分自身を”客観的”に眺められる力
必要になってくると思うんです。

 

 

今回テーマに取りあげた
言った!言ってない!の勘違いトラブルには

様々なケースがあると思いますが

 

自分自身の事を振り返りながら
感じたことは

 

人と話をするときには
人と関わるときには

 

自分の心と身体をありありと感じられる
地に足をついた状態に自分を置きながら

 

相手と自分の
”今この瞬間”に集中して生きたい

 

というコミットでした。
それでも
年齢を重ねるごとに”忘れる・勘違い”も
増えるかもしれませんね~
(それはそれでOKと受け入れましょうw)

 

 

 

 

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今日もお読み下さり
ありがとうございます

 

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◆人の目がいつも気になる
◆人と関わるとぐっと疲れる
◆子育てでイライラが止まらない
◆自分のことがわからない
◆失敗やミスが立ち直れないくらい怖い

 

 

そして
こんな自分自身のことを

性格だから、治らないから仕方ない

そう諦めていませんか?

 

 

 

あなたの”人生の主役”は誰ですか?
************************

 

悩みや問題の大半は
”人間関係の中”で起きていると言われるほど

私たちは毎日
自分以外の誰かと関わりながら生きています。

 

直接、対面で会わなくても
SNSやインターネット上で
簡単に人と関われるようになった今日では

さらに”人間関係の中”で抱える
問題や悩みが多くなっていると感じます。

 

このように
人間関係の中で生きづらさを感じる人には
ある共通点があります。

 

それは・・・

 

人生の主役が自分以外の誰か

つまり

”他人軸の人生”であり
人生の舵を他人に明け渡している状態なのです。

 

 

◆つい相手の顔色を伺ってしまう
◆人の中に居るだけで緊張する
◆自分の意見が言えない
◆自分より相手を優先してしまう
◆NOが言えない、断れない
◆人の目がいつも気になる
◆人と関わるとぐっと疲れる
◆子育てでイライラが止まらない
◆自分のことがわからない
◆失敗やミスが立ち直れないくらい怖い

 

自分の気持ちや意見よりも
いつも誰かを優先してしまう

周りからの評価が怖くて
認められるように無理して頑張ってしまう
ダメだった時には酷く落ち込む

子供の言動=親の責任(評価)と強く感じて
自分の為に子供を良い子にしたくて
不安や恐怖でイライラする

 

これは

他人からの目や評価が
四方八方に散りばめられている世界

そんな他人中心の世界に
自ら身を置いて生きている

自分という存在をおざなりにして
人生の舵を他人に委ねている生き方
なっているんです。

 

こういう生き方が続くと
本来は感じている
自分の中にある感情や意見が希薄になるので

次第に、自分の事が分からなくなったり
感情の起伏が乏しく、

自分は何のために生きてるかわからない
生きる意味が分からない(誰かに教えてほしい)

このような漠然とした不安や恐怖を
抱えることに繋がっていきます。

 

 

 

自分を生きる”心の土台”の欠如
***********************

 

私たちひとりひとりの
人生の中心は、まぎれもなく”私たち自身”です。

”私”という肉体はもちろん
感じている感情も意見も本来は「私のモノ」

 

なのに、

日々、生きる中で、人生の中で
自分よりも他人を中心に置いて
生きてしまうのはなぜなのでしょうか?

 

自分が感じている感情も
自分が感じている意見や考えも
全ての”自分”を無意識に抑えこんで

誰かの正解にあうように
誰かの期待に応えられるように
誰かを喜ばせるために

本当の自分を”殺して”
何者かの自分になろうとする

 

どうして
このような生き方をしてしまうのでしょうか?

 

それは・・・

 

自己重要感という
自分を大切に生きるために必要な
心の土台(安心感)が育っていないからです。

 

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自己重要感

つまり

自分を大切に出来る心の土台(安心感)とは
以下のような感覚です。

 

☆私は大切(重要)な存在
☆私はありのままで価値ある存在

 

この感覚は、決して

誰かから称賛される私ならOK
誰かから認められる私ならOK
何かが出来る私ならOK

 

こんな条件を満たせた私はOK

だから
生きる価値がある
ここに居ていい

 

こんな条件付きのOKではなく

ただ、ただ
私の存在(命)に対するOKがベースにある

 

無条件に
自分を大事に感じられる感覚なのです。

 

誰かからOKが貰えるから
私は重要なんだ、凄いんだ!ではなく

自分が自分自身に対して
OKが出せている感覚。

 

 

この安心感(自己重要感)があるから
誰かの目や評価を恐れず

自分の意見や気持ちを素直に表現できる
自分軸をもった生き方が出来るのです。

 

時には、
傷つくことも落ち込むこともあるでしょう。

 

そんな時でも
自分で考えて自分の力でまた歩き出せる力

 

ここに
自己重要感がとても大切になってくるんです。

 

 

 

自己重要感は育み直せる
***********************

私たちの中にある自己重要感は
本来、両親や家族の中で育まれていく感覚です。

 

OIP

 

生まれた瞬間からの両親や家族との
温かい関わりを通して

 

私は愛される大切な存在なんだ

 

この感覚(安心感)を
自己重要感として心の奥に集めていきます。

 

そうして

自分の意見や気持ちに自信を持って
自分軸で生きることが出来るようになります。

 

そう、子供の頃は
両親や家族を通して育まれる自己重要感(安心感)

 

 

じゃあ、十分に育まれなかった自己重要感は
もう育て直すことは出来ないの?

 

いえ、
あなたが「自分の人生を生きたい。」と思えば
いつからでも育み直すことが出来るのです。

 

 

 

悩みを抱えるメリットの存在
******************************

問題や悩みを抱えてしまうことは
苦しくて辛いこと。

だから、その辛さや苦しさから解放されたいと
どうにかしたい!解決したい!と
解決方法やその糸口を見つけようとします。

友人に頼り、セラピストに頼り
時には、占いなどスピリチュアルな世界へ
自分の問題や悩みを委ねたくなるかもしれません。

 

しかし、問題や悩みの”主人公”こそ
あなた自身であり私たち自身。

 

その問題や悩みを抱えてしまう理由
ひとりひとりの心の中にあるのです。

 

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言いたいことが言えない…ならば

自分の気持ちを我慢することで
人からの批判や失望から
自分を守っているのかもしれません。

 
自分よりも人を優先してしまう…なら

相手を優先して機嫌をとることで
怒られたり文句を言われず済むなど
安心した居場所が得られているかもしれません。

 

 

私たち人間は、
それが自分にとってどんなに辛くても

自分にとって”安心な状態”を選ぼうとする

 

つまり、問題や悩みを抱えていながらも
その状態を選んでいる”メリット”
同時に抱えているのです。

 
変わりたい!
自分らしく生きていきたい!
○○の問題を解決したい!

 

この想いを実現するためには

今の状態を自分が選んでいるメリット

ここにも向き合っていく必要があるのです。

 

 

 

リトリーブサイコセラピーとは
************************

 

リトリーブとは本来持っているものを
取り戻す、回復させるという意味があり、

私が提供している
リトリーブサイコセラピー®は

 

その人自身が本来持っているものなのに
持っていないと思いこんでいるものに気付き

本来の自分自身に還るプロセスを目指した
新しい心理セラピーのスタイルです。

 

お話を聞いたり気持ちや状況の整理や
アドバイスを行うカウンセリングとは異なり

お悩みや生きづらさの根っこにある
無意識の中の価値観や思い込み
信念による人生パターン(脚本)を

感覚や感情に丁寧に寄り添いながら

 

その人生パターンを身に付けるに至った
幼少期の家族関係・背景と

生きづらい人生パターンを持ち続ける
メリット(二次利得)に着目し

 

自己重要感を育て直しながら

自分が心から望む
新しい信念に基づいた
人生パターン(脚本)に書き換えていく

問題やお悩みの根本の部分を深く扱う
リバウンドの少ない心理セラピーです

 

 

人生の主役が他人であり
本当の自分を置き去りにしてる人生なら

 

本当はどんな自分で生きたいのか?
本当はどんなふうに人と関わりたいのか?

 

あなたのなりたい未来にセラピストが伴走していく
未来志向のサイコセラピーです。

 

OIPBMC8AMSK

 

 

 

こんなお悩みの方へ
*******************
*****

・人間関係(仕事・家庭など)に悩んでいる
・言いたいことが言えない
・頑張ることがやめられない
・人の目が気になる
・新しいことにチャレンジ出来ない
・つねに満たされないような欠乏感がある
・ミスや失敗で過剰に落ち込んでしまう
・人にお願いや頼み事が出来ない
・イライラが止まらない
・休みの日でもゆっくりとくつろげない
・大事な用事の前にきまって体調を崩す
・何をしても自分に自信が持てない
・カウンセリングを受けたけれど変化がない
・やり場のない怒りや悲しみがこみ上げてくる
・子育てがうまくいかない
・体調を崩すまで疲れがわからない など

 

 

 

期待できること
*****************

・悩んでも自分で解決できるようになる
・自分の気持ちを表現できるようになる
・頑張れない自分にOKが出せるようになる
・人の目が特に気にならなくなる
・新たな事にチャレンジ出来るようになる
・心の中が温かく安心感を感じられるようになる
・ミスや失敗で落ち込むが立ち直りが早くなる
・困った時には人に助けを求めることが出来る
・イライラが減り、その原因も見つけられる
・休みの時には心から休めるようになる
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・子供との関わりが上手く出来るようになる
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※セラピー後の変化は個人差があります。
必ずお約束できるものではないことをご了承下さい

 

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今日もお読み下さり
ありがとうございます

 

病は突然に~休むと襲ってくる罪悪感と無価値感~

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心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

先週末の山陰地方は
豪雨に強風にと荒れに荒れまくっていました。

 
こんな時は、予定を変更して
家でゆっくりと過ごした人も
多かったと思います。

 

ゆっくり過ごす
ゆくりとくつろぐ

 

この言葉を聞いて
あなたは何を感じますか?

 

●嬉しい!
●なんだか落ち着かない
●贅沢な気がする
●太りそう~

 

こんな気持ちになる人も
いるかもしれませんね。

 

Yさんも
「申し訳ない」と感じるひとりで

 

どちらかというと
”くつろぐ”という感覚さえも
はっきりと分からないタイプでした。

 

 

そんなYさんは
急なことに病気が発覚して
治療のために入院が必要となりました。

 

ゆっくりと
身体を休ませなければいけない

 

身体の事を考えれば
当たり前の流れなのですが

 

この急な入院・治療にあたって

Yさんは
休んでしまう恐怖を感じる自分
を見つけることになったのです。

 

 

今日はそんなYさんのお話をもとに

 

病は突然に
~休むと襲ってくる罪悪感と無価値感~

 

こちらのテーマで
お話していきます。

 

 

 

ー・-・ー 目次 ー・-・-

1.病は突然に。
2.身体以上に心がつらい
3.休むと襲ってくる恐怖
4.役に立つことで居場所を得ていた幼少期
5.本当の解決とは

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

病は突然に。
*************

 

元気なYさんは
職場でも中堅として
バリバリと働いている30代女性。

 
病気とは無縁に見える
周りからも頼りにされるお姉さんタイプ。

 

どちらかというと
スローな生活よりも

 

頭や身体をバタバタと
忙しく働かせる事が性に合っていると
本人も自覚しているくらいの働き者。

 

そんなYさんですが
半年前から5分くらいの強い頭痛が
1日に数回続いていたのです。

 

頭痛の間、
じっと我慢していれば治まるので
受診を先延ばしにしてたのですが

いよいよ体調も悪くなったため
病院を受診すると

 

検査結果を見た医師から
「すぐに入院して治療しましょう!」と
告げられたのです。

 

身体(頭痛)が辛いから受診したのに
医師の言葉を聞くやいなやYさんは

「え?そんな
仕事を休めないのですが」
悠長な事を話していました。

 

しかし
仕事より身体の治療の必要性を
強く感じている医師の説得のもと

Yさんは上司に電話報告して
すぐに入院することになりました。

 

上司に電話を掛ける際
とても申し訳なさを感じたYさんは

「すいません」と
何度も何度も言葉を添えて伝えました。

 

その言葉を聞いて
「いいから、しっかり休んで。
仕事の方は大丈夫だからね。」
優しく言ってくれる上司。

 

その優しい言葉に
「休んでもいいんだ。」と安心しつつ

 

どこかザワザワする違和感を感じながら
Yさんは直ぐに入院することになりました。

 

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身体以上に心がつらい
***********************

Yさんは精密検査ののち手術を受けました。

手術は無事成功し、そのまま
2週間、入院することになりました。

 

腹部の術創(傷)は
見ているだけで痛そうな大きな傷で

Yさんも
身体を動かす度に
その痛みに耐えていました。

 

1週間くらい経ち
術創の痛みが緩和してきたため
ようやく身体と心に余裕が出来たころ

 

ベットで休むYさんに
とてつもなく不安な気持ちが襲ってきました。

 

と、同時に
訳の分からない涙が
たくさん流れてきたのです。
そんな自分を感じていると
こんな気持ちに気づくことになりました。

 

休んで何も出来ない私は
申し訳ない存在

仕事が出来なくて
人の役に立てない私は価値がない

早く仕事に戻りたい
早く何かしている自分に戻りたい

このまま、ただベッドで
何もしない状態が怖くてしょうがない

何も出来てない自分を感じるのが怖い

怖いよ・・・。

OIPPOUWBS8X

 

 

 

休むと襲ってくる恐怖
************************

 

術後の身体を労わるための
何もしないでゆっくりと休む時間が

Yさんにとっては

●申し訳ない気持ちになる
●何も出来ない無価値な自分

 

こんな自分を感じてしまう
恐怖の時間になっていたのです。

 

 

また、この恐怖の感覚は

私は生きてていい
何も出来なくてもここに居ていい

という自分の命の価値さえも
脅かされるような怖さでした。

 

今回の療養がきっかけで
Yさんは”休むことへの恐れ”
自身で実感できたのですが

 

振り返ってみると今までも

休むんだりくつろいだり
何もしていない自分を感じると

このような
罪悪感や無価値感を無意識に感じて

つい何かをしようとしたり
動こうとするパターンが
自分の中にあったことに気が付きました。

 
例えば、休みなのに
ゆっくりとソファーでくつろげなかったり

仕事中に手持ち無沙汰を感じると
なぜかそわそわしてしまって
人の手伝いを課って出たり・・・

 

 

また他にも
このようなこともありました。

 

◆身体を休めても心は休まらない
◆常にやる事を探し続けている
◆何もしていないと「怠け者」のように感じる
◆寝つきが悪く、熟睡できない
◆身体にいつも力が入っている(緊張状態)
◆休んでいると圧迫感を感じる
◆ぼーっと出来ない(無になるのが苦手)
◆無防備になれない
◆スケジュール帳を真っ黒にしてしまう
◆身体に鈍感(体調不良に気づきにくい)
◆ついスマホを見てしまう(脳を休ませない)
◆ONとOFFの切り替えが出来ない

 

 

いつも忙しく
テキパキと動いていたYさんは

●動きが止まらないように
●休まないように
●常に何かをしている自分でいられるように

無意識下で
自分を忙しくしていたのでしょう。

 

OIPM74LD6H2

 

沢山の涙を流したYさんは
少し冷静になると

こうやって休んでいるだけなのに
家族や友人が見舞いに来ては

無力なありのままの自分を
受け入れてくれている

 

この”事実”
怖いと感じている自分を感じながら
しっかりと噛みしめたのでした。

 

 

 

役に立つことで居場所を得ていた幼少期
*******************
***************

 

●ゆっくり休めない
●休むことが「怠け者」のように感じる
●力を抜いてくつろぐのが苦手
●何もしない時間が不安

 
Yさんと同じような感覚がある人には
以下のような幼少期の体験があるかもしれません。

 

◆家が安心できる場ではなかった
(家族が不仲など)
◆親がくつろがない人だった
◆両親が休まず働き続ける人だった
(働かざる者食うべからず)
◆休んでいると「手伝いしろ!」と怒られた
◆大家族で子どもの頃から手伝いをしていた
◆「苦労の先にしか幸せはない」と言われていた
◆家庭内にくつろぐ事を禁止する空気感があった

 

 

Yさんのお母さんも
病気ひとつせずに働き続ける
頑張り屋の女性でした。

いつもせかせかしていて
Yさんが子供の頃に
ゆっくりと休む母の記憶がないくらい。

 

そんな忙しい母を
小学生のYさんはお手伝いをする事で
助けようとしていました。

 

学校から帰ると
洗い物の残りをしたり
家の片づけをしたり

頼まれてないのに
「お母さんを助けたい」一心で
自分から手伝いをしていました。

 

OIP3KVU3OTD

 

そうやってYさんが頑張ると
仕事から帰ったきた母親は喜んでくれ

 

Yさんは

お母さんの役に立ってる私
認められる=居場所のある私

こんな安心感を得ることが出来たのです。

 

OIP02LDCM9V

 

そう、Yさんはもともと
●お母さんに認められたい
●そうすることで自分の居場所を感じたい 

こんな強い承認欲求を抱いていました。

 

逆に言うと・・・

 

それくらい、Yさん自身が
自分という存在に対する価値
家族(両親)の中で感じられなかったんです。

 

 

お母さんの忙しさを減らすように
お母さんの大変さを肩代わりするように

あたかも
お母さんの母親のような気持ちになって
お母さんを助ける、お母さんの役にたつ

ここにYさんは
自分の居場所と存在価値を求めて
子どもげなく手伝い続けていたのです。

 

だからYさんにとって

 

ゆっくりと休む
ゆっくりとくつろぐ
何もしていない自分

そんな自分で居ることは

 

忙しくて大変なお母さんに
申し訳ないという「罪悪感」
を感じることに繋がるし

役に立ててない
何もしていない自分に「無価値感」
感じることになるんです。
(そんな自分は認められず価値がない)

 

 

子どもにとって
「自分には居場所がない」という感覚は

 

生きていけない

という存在を危ぶまれるくらいの恐怖。

 

kodaimousou

 

 

大人になってもなお
子どもの頃の感覚(生き方)が
強く残っているYさんにとって

 

入院して休んでいる時に感じた恐怖は
とてつもなく怖い感覚だったのです。

 

 

 

本当の解決とは
*****************

 

Yさんがこのまま
心も身体も本当の意味で休めずに

仕事や家事などで
いつも自分を忙しくさせ続ける

この人生パターンが続けていくと
Yさんはどうなってしまうでしょうか??

 

若いうちは
誰もが体力があるので
問題なく動けるかもしれませんが

私たちは肉体ある人間なので
いつか過労で倒れたりと

頑張り続けたい気持ちとは裏腹な現実が
Yさんに起きるかもしれません。

 

しかし、Yさんのように

休むこと・くつぐことが
罪悪感や無価値感を感じることに繋がる

頭では「休むことが必要」だと分かっていても
いざ休むことが出来なくなるんです。
(無意識の反応は思考より強いんです)

 

ギリギリの身体が悲鳴を上げて
今回のように強制休養を余儀なくされ
それによって休めたとしても

きっとYさんの中では喜べずに
罪悪感と無価値感に押しつぶされそうになる
そんな辛い状況が起きると想像できます。

 

 

じゃあ、Yさんにとっての
本当の解決とは何でしょうか?

 

 

それは・・・

 

お母さんの役に立てない
お母さんを助けられない自分は

お母さんに申し訳ない
そんな自分には居場所がない

この無意識の感覚が変化していくこと。

 

 

たとえ私は

人に役に立てなくても
人を助けられなくても

私は無力なんかじゃなく
私には居場所があるし
私は価値ある存在なんだ

 

そう心の奥から
自分の存在価値にOKが感じられること。

 

Yさんの心の中に
自分自身の存在価値に対する
いわれもない安心感が育まれること

 

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もちろん
どうしても休めないことだってありますよね。

 

休めない・くつろげないことは
決して悪いことではないです。

 

しかし、
無価値感や罪悪感を感じてしまうから

自分の中で
「やってはいけないこと」と禁じる人生は

 

心や身体に
大きな負荷をかけていくものになります。

 

 

頑張りたいときには頑張れ

身体や心の調子を感じながら
休みたい、休みが必要な時には
しっかりとエネルギーチャージが出来る

 

そんなONとOFFが上手く使えて
心も身体も自分らしく生きられること

 

それが肉体をもって生きている
私たち誰にも大切なことだと感じます。

 

 

あなたはゆっくり休む自分に
OKが出せていますか?? 

 

 

 

 

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今日もお読み下さり
ありがとうございます

 

もしかして避けられてる?~どうせ私は嫌われる存在~

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心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

いっきに夏日よりの今日この頃。

 

暑さにめっきり弱い私は
水分やミネラル補給で
体調管理するものの

身体が慣れないせいか
疲労感が抜けない日々を過ごしています(汗

 

生きていくには身体が資本。

 

みなさんは
どんな体調管理をしていますか?

 

・ ・ ・

 

さて、新型コロナ肺炎による自粛が解け

100%安心ではないにしても
以前よりもうんと安心して
人と会う事が出来るようになりましたね。

 

電話で話せても
オンラインで会えても
LINEとかSNSで繋がっていても

 

リアルに人と会って関わる
この楽しさや癒し効果って
何にも代えられないなぁと感じています。

 

特におしゃべり好きな女子には(笑)

 

そんな”人との関わり”の中

 

親しい人たちの集まりがあると
「私も参加したい!」という
気持ちになることってありますよね?

 

一方で、
誘われなかったという事実を知った時
あなたは何を感じますか?

 

 

今日はこちらのテーマ

もしかして避けられてる?
~どうせ私は嫌われる存在~

でお話していきます。

 

 

ー・-・-目 次-・-・-・

1.人付き合いが好きなOさん
2.脳裏に即過る「○○かもしれない」
3.人と関わることが止められない
4. どうせ私は嫌われるという前提
5.本当の解決とは

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

人付き合いが好きなOさん
***************************

 

Oさんは
人付き合いが大好きな女性。

人とお喋りするのが大好きで

交友関係が広いお蔭で
人と会って話す機会も多く

毎日、楽しい時間を過ごしています。

小規模の集まりよりも
人が沢山集まる会が好きで

大勢の集まりには
さらに心を弾ませて参加しています。

 

そんなOさんですが

ある時、親しい知人が開催する
パーティーの情報を知らず

Oさんは参加出来ませんでした。

Oさんは
「どうして私に知らせてくれなかったの。」
と思わす知人に訴えましたが

「自分も情報が集められなかったし
今回は残念だったわ。」と諦めつつも

 

どこか気持ちが晴れず
モヤモヤとした感覚
当分の間、引きずることになりました。

 

wallpaper-monochrome-cat-01

 

 

 

脳裏に即過る「○○かもしれない」
********************
***********


そのモヤモヤは
日ごとにOさんの中で大きくなっていくばかり。

モヤモヤは次第に
胸をぎゅっと掴むような苦しい感覚に変わり

大好きなお茶会の参加や
人と会うのがおっくうになるくらい
憂鬱な気持ちになっていきました。

 

あまりにも辛いので
その胸の感覚に集中していると

Oさんは
自分の気持ちに気づくことができました。

 

私、もしかして
避けられてるかもしれない

私、嫌われてるかもしれない

 

OIPZQXTGFQ9

 

私は 避けられている
私は 嫌われている

 

この事実を Oさんが
証明出来るわけではないのですが

それでも、Oさんの中では
不思議と確信の持てる感覚でした。

 

そして、
この感覚は今回だけでなく

今までも
人との関わりの中で何度も感じてきた
慣れ親しんだ感覚 
だと気づきました。

 

過去にもこんなことがありました。

 

頻繁に連絡を取っていた友人が
突然、音沙汰のない状態になった時や

一緒に居る人が
違う人とこそこそ話をしている時

 

Oさんの脳裏には

私 もしかして避けられる?
私 もしかして嫌われてる?

 

こんなテロップが
瞬時に過っていたのです。

 

 

そして、その度に
夜眠れないくらい不安になったり

人から連絡が来ても
気持ちよく対応出来なくて
電話やメールを無視してしまったり

 

人と関わることを避けてしまう

 

そんな”回避的な行動”も
繰り返してきていたのです。

 

 

 

人と関わることが止められない
******************************

不特定多数の人とでも
親しく、親密に関われる一方で

 

周りの人の態度や言動から

私、避けられるかもしれない
私、嫌われてるかもしれない

 

そう感じてしまい
人との関わりが怖くなってしまうOさん。

 

 

こんな経験を繰り返しながらも

それでも

人と関わりたい!止められない!

 

このような感覚を持ってしまうOさん。

 

 

Oさんにとって

人と関わることは”楽しい”ことでもあり

周りの言動によっては
一瞬で自分を不安にさせてしまう”辛いこと”

そんな紙一重なことなのに

人と関わり続けたいと感じるOさん。

 

ここには
人と居ると、人と関われていると

●安心感が得られる

こんな良いこと(メリット)があったんです。

 

 

その安心感とは

 

◆私は人に受け入れられている
◆私は人に愛されている
◆私には居場所がある

 

という、自己価値に対する自信や
生きるエネルギーに繋がる自己重要感だったんです。

 

私は受けいれられ
大切にされる存在なんだ

この感覚が得たいから
●人の中に入ろうとする
●人と関わり・繋がりたくなる、のです。

 

しかし、この安心感を
自分以外に求め続けるということは

 

Oさんの中に
もともと、この安心感がないということ。

 

◆私は人に受け入れられる存在
◆私は人に愛される存在
◆私には居場所がある

 

この感覚的な安心感
もともと自分の中にないから

「誰かから受け取りたい!」
人と関わろうとしてしまうのです。

 

それどころか

何かあると
一瞬で人間不信になり
人との関わりが怖くなってしまう。

 

そんなOさんは

人が信用できない
人が怖い

こんな恐怖も同時に持っていたのです。

 

 

 

どうせ私は嫌われるという前提
****************************

 

嫌われているという
はっきりとした事実がないのに

妄想のように
私は 避けられているかもしれない
私は 嫌われているかもしれない

こんなテロップが脳内に流れて
とてつもなく不安になってしまう。

 

こんな感覚を持つ人には

私は大切にされない
嫌われる存在

 

この感覚(自分への前提)が
もともと心の中にあることが多いです。

 

そして、この前提を持っている人には
幼少期にこんな経験があるかもしれません。

 

◆親が自分以外のきょうだいを可愛がり
自分はのけ者にされていた
◆虐待・拒絶・否定・無視・無関心を受け続けた
◆何をしても褒めてもらった経験がない
◆何かが出来た時だけ認めれた
◆愛情を求めても拒絶された
◆厳しい親に育てられ甘えられなかった
◆親が精神的に不安定だった
◆モノは与えられたけど愛情は貰えなかった
◆陰で人の悪口をいう親に育てられた
◆男だったら、女だったら…を存在否定されていた

 

OIPWSTO3QT5

 

もしかしたら
Oさんにもこのような体験があるかもしれません。

 

直ぐに思い出せる記憶になくても
家族との関わりの中で

 
寂しかった
悲しかった
怖かった
愛されたかった
認められたかった
親の愛情の中で安心したかった

 

こんな気持ちを抱えてしまう
体験があったかもしれません。

 

 

子どもというものは
生まれ落ちた家族(社会)との関わりの中で

見て・聞いて・感じて・体験しながら

自分自身への前提(自己イメージ)
創り上げていきます(特に0~6歳)

 

親や家族に言われたことやされたこと
親の生きざまを見ながら

人との関わりを通して育まれた
自分という人間の前提(イメージ)

名前という当たり前の事実と同じくらい
私たち個々の心の深く染み込んでいきます。

 

そうして
私は○○という人間なんだ

 

この前提(イメージ)をもって
自分以外の人と関わるために

出来事や人からの言動を
イメージ通りに受け取り易くなります。

 

私は 避けられているかもしれない
私は 嫌われているかもしれない

 

そうOさんが
つい感じてしまうには

Oさんの中に
そう感じる理由があるからなのです。

 

 

 

 

本当の解決とは
******************

 

私は大切にされない
嫌われる存在

 

この感覚(前提)がOさんの中にある限り
今後もOさんにとって

人と関わることは
楽しいことでもあり不安を生むもの

この紙一重なものであり続けるでしょう。

 

 

きっと、楽しい時間には

◆私は人に受け入れられている
◆私は人に愛されている
◆私には居場所がある

 

この安心の感覚で満たされるため

 

慣れ親しんでいる
私は大切にされない嫌われる存在

 

この恐怖の感覚を感じなくていいし
独りで居る時の孤独感を感じなくて済むので

”偽りの安心感”を得るために

 

いつまでも 無理をしてでも
人との関わりの求め続けることになるでしょう。

 

人と関わろうとすることは
決して悪い事ではないです。

 

問題は、
偽りの安心感を得るために行動すること。

 

それさえも
負担なく心から楽しめるならOKかもしれません。

 

しかし、私たちは
不安や恐怖を抱いているのに
それを無視しながら前へ進むのに

とても大きなエネルギーを消耗してしまいます。

 

人を信用できずに疑いながら
私、嫌われるかもしれない、という恐怖

このザワザワした感覚を誤魔化すように
「楽しい!」をめいっぱい感じようとする。

 

どこか無理をしていますよね?

 

内心、恐怖でドキドキしながら人と関わり
自分の笑顔で自分自身を誤魔化す行動。

 

想像するだけで無理してます。
(無理しすぎて心がダウンするかもしれません)

 

 

一方で

私は価値ある大切な存在

 

この前提が心の奥にあるのなら

一切の不安や恐怖なく
本当の安心感の中で
本当の”楽しい!”でエネルギーチャージできるはず。

 

 

Oさんの本当の解決は

自己イメージ(前提)が
どうして作り上げられたのか?

自分自身の過去や感情に向き合いながら

 

自分以外の
誰かに受け入れられるから
誰かに大切にされるから

私は価値ある大切な存在

と、感じられるようになるのではなく

 

 

例え周りから
受けいれられなくても、大切にされなくても

 

誰よりOさん自身が
自分という存在を心から大切に感じられるか

そうして

内側にぽっかり空いている心の穴を
自分へ愛情で埋めていけるようになること

 

OIPBMC8AMSK

 

 

ここが本当の解決だと感じます。

 

あなたの価値は
あなた自身が決められます。

 

自己イメージ(前提)は
大人になっても
いつからでも変えていけるものです。

 

まずはお気持ちをお話し下さい。

 

 
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今日もお読み下さり
ありがとうございます

 

「気持ちの本」を読んで~感情に気づく・感じる・表現することの大切さ~

リトリーブサイコセラピー®という
心理療法を中心に

他人軸人生から卒業し
自分を愛し生きる力と喜びを取り戻す
お手伝いをしています

心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

先日、久しぶりに
何事にも感情的になってしまう
そんな自分に気づきました(汗

 

感情的になる自分を感じながら

 

●私、何がいいたいんだろう
●辻褄が合わないこと言ってる
●感情的になるって自分がパニックだな

こんなことも同時に感じていました。

 

なんというか

穏やかな会話の時とは違う
”後味の悪さ”を
感情的になった本人が感じたのでした(汗

 

感情的な状態が
決して悪いとは言いませんが

人と会話をする上では
ベストな状態でないと言えそうですね。

 

また、久しぶりに感情的になれたことで
自分の感情的になりやすいパターンを
見つけることが出来た気がします。

 

1.日々、自分が感じている気持ちを
我慢・なかったことにしたり
そのままスルーしている事が多い。
(気づかないまま溜め込んでいる)

2.モヤモヤやイライラを感じても
その感覚を明らかにしないで
そのままにしている(言語化しない)
※「私は○○と感じているんだ」と整理しない
(気づいても内側をみようとしていない)

 

そんな自分の傾向に気づいたとき

大切にしてる
こちらの本をふと思い出しました。

 

「 気持ちの本 」

20200530_144107

20200530_144219

作:森田ゆり 絵:たくさんの子どもたち

 

 

~・~・~・あとがきの一部より~・~・~

この本は、
自分のどのような感情も否定しないで、
まずは受けいれること、
感情を人に率直に表現することの大切さ、

怒りや悔しさなどの感情は
どのように人に語ることができるのか、

そして、よい聴き手になるためには何ができるかを、
子どもたちに伝えるために書きました。

同時に、同じことを、子どものまわりにいる、
おとなのあなたにも伝えたくて書きました。

子どもたちの、
そしてあなたの心の健康維持のために、
この本を活用してください。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

 

私はこの本を初めて読んだとき

生きるために大切な
ここころの教科書だ

こんな感想を持ったのを覚えています。

 

だって、気持ちや感情について
誰かに教わることってありましたか?

 

モヤモヤやイライラに対して
どう対処していいのか?

気持ちを人に伝える方法って

誰かから教えてもらったことありますか?

 

なのに、なのに!

 

家族や学校や社会
あらゆる人間関係の中で

私たちは何らかしらの不快な感情に
悩まされたり立ち止まることが多い。

 

 

今日は

リトリーブサイコセラピー®でも
とても大切にしてる

気持ち(感情)について

 

こちらの本を紹介しながら
お話していきますね。

 

 

ー・-・-目 次-・-・-・

1.気持ちの言葉
2.気持ちを大切にするとは
3.”感じる”を止めるもの
4. 感じて表現できない事で起こる問題
5.安心できる場で表現していく

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

20200530_144317

 

 

気持ちの言葉
**************

 

あなたは、気持ちを表す言葉
どれくらい知っていますか?

 

この本には
気持ちの言葉がたくさん書かれています。

 

20200530_144552

 

やさしい
悲しい
うれしい
好き
はらがたつ
こうかいする
おどろく
安心
こわい
よろこぶ
きんちょうする
つらい
はらはらする
いとしい

・・・

 

まだまだ沢山の言葉が書かれていますが

この本を初めて読んだとき

私たち人間は
こんなにも沢山の気持ちを
感じているんだぁと正直驚きました。

 

なんというか
書いてある言葉を想像できないというか
そこに気持ちがついていけてない感覚で。

 

これと似た感覚になったのは

私が心理の世界に飛び込み
自分の気持ちと向き合うことになった時。

自分の気持ちを
言葉で上手く表現できない。

 

これは自分の中で衝撃的でした。

 

 

今、何を感じてる?

 

そう聞かれても
感情や気持ちとは程遠い
理論的な説明しかできない私。

 

また、身体に違和感があっても
それがどの感情と結びつくのか?
それがどんな気持ちなのか分からない私。

 

自分がどんな気持ちを
感じているのかわからない

 

tempFileForShare_20200120-000759

 

自分のことが表現できない
それ以上に、

自分が分からない(頭真っ白)

 

ここに強く不安と危機感を
感じたのを覚えています。

 

 

また、
モヤモヤ・ザワザワを感じても
それを気持ちの言葉に出来ないと

自分のことを相手に伝えられないし
分かってももらえないですよね。

 

この本の、このページを見るたびに
気持ちの言葉を知っていることの大切さも
私は感じています。

 

 

今から思えば
気持ちを言葉にして伝えあうような
会話の経験が乏しかったことや

特にネガティブな感情を感じることを
幼少期から抑圧していたので

 

感じないように生きてきた

 

そんな私の
当たり前の姿だったのですが…。

 

 

 

気持ちを大切にするとは
********************


20200530_144433

↑このページには
こんなことが書かれています。

 

親に叱られて
すごく悲しくなったら
それは、あなたの大切な気持ち。

友だちにきらわれて
さびしくなったら
それはあなたの大切な気持ち。

きょうだいけんかして
はらがたったら
それは、あなたの大切な気持ち。

うれしい気持ち、悲しい気持ち
幸せな気持ち、いやな気持ち、
どれもみんな、あなたの大切な気持ち。



こう感じると悪い子だとか
こう感じていけない、などということはない。

(本の引用)

 

 

あなたは

気持ちを大切にする

と聞いてどんなことをイメージしますか?

 

 

私は
「気持ちを大切にすること」を
以下のように考えています。

 

自分の気持ちに気づくこと
その気持ちを認めて受け止めること

 

 

そう、感じるセンサーを麻痺させ
感じないように生きてきた私は

頭(正解・不正解や損得)ばかり働かせて
自分の本音にいつも鈍感な状態でした。

 

気づかない本音では「イヤ」でも
頼まれると「いいですよ」とOKする思考
→本心と違うからどこかストレス、疲れる

気づかない本音では○○が食べたいけど
周りの人と同じものを注文してしまう思考
→美味しいけど、どこか違和感が残る

気づかない本音では
Aさんと付き合うのが辛いけれど
誘われるとホロホロと合わせていた思考
→楽しくなくて反って疲れてしまう

 

 

どこか違和感がある
なぜか楽しくないし疲れる

この事実から
自分の中の無理や我慢に気づいて

私、本当は嫌なんだ
私、本当は○○が食べたいんだ
私、本当は付き合いたくないんだ

こう早めに自分の気持ち(本音)に
気づけていたら、違和感やストレスは
最小限に抑えられていたでしょう。

 

自分が何を感じているのか?

違和感やストレスや疲れは
どこからくるのか?(理由)

 

自分の状態を敏感にキャッチして
その瞬間の気持ちに気づけること

 

このアンテナってとても大切。

 

アンテナ不良のままだと
本音と行動がバラバラのままで
心と身体にバランス不良が起きることも。

 

 

例え、現実がすぐに変わらなくても

今、私は○○と感じているんだ。
こう、自分の気持ちに気づいて
認めて受け止めている状態。

 

自分が自分から離れない

 

これが
気持ちを大切にすることだし

現実を変える大きな一歩だと思います。

 

また、

気づかれなかった感情
抑圧・我慢された感情
受け止められなかった感情は

エネルギーとして昇華されず

私たちの心に身体に
”未完了の感情”として
残り続けると言われています。

 

時にはトラウマの引き金となり
多くの生きづらさの原因にもなります。

 

幼い子どもたちは

いやだ~!こわい~!
わぁ~ん!

て、気持ちを、感情を
素直に表現・発散しますよね?
(意識的に気づく前にすでに発散…)

 

そうしていたかと思えば

十分に感情発散した後は
案外とケロっと遊びだしたり(笑)

 

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OIPP9HZL11N

 

今、この瞬間、感じている気持ち

 

ここに気づいて
素直に感じて認めて
表現することの意味は

この子どもたちの姿から分かりますね。

 

ありのままの気持ちを大切にして
感情表現するのに

幼い子どもを超える存在は
ないかもしれません。

 

そして、私たち一人一人にも
子供時代がありました。

 

子どもの頃のあなたは
自分の気持ちを大切にして
素直に表現出来ていましたか?

 

 

 

 

”感じる”を止めるモノ
**********************

 

私を含めて、表現よりその前に
”感じない人生”を生きていた人には

繊細で多感な幼少期に
こんな体験をしていることが多いです。

 

 

◆親がそもそも感情表現をしない人だった
◆感情を出すと無視された(嫌な事が起きた)
◆感情を出すと家族の誰かに迷惑をかけた
◆親から情緒的な関わりがなかった
◆厳しい親に育てられ主体性を奪われていた

◆虐待によって感情を出すことを否定された
◆感情を出したら笑われたり恥ずかしい思いをした
(感情を出すことは恥ずかしいことと感じる経験)
◆過去の辛い記憶に蓋をするために感情を切る

 

このような状況下でいると
素直に自分の気持ちを表現するどころか

感情自体
感じることは怖いこと
(怖いことが起きる)

 

という認知の歪みが生じて

無意識に
感じるのを止めてしまうことになります。

 

kodaimousou

 

また、家族の中で
自分が感情を感じて表現すると

誰かに迷惑をかけてしまう
誰かを悲しませてしまう

そう感じてしまう経験をするならば

 

そうやって誰かを守るために

自分の居場所である家を
平穏で安全な場にするために

自分の感情に蓋をして生きる人生
選択することになります。

 

自分が感じること
自分が感情を表現すること

ここに親から家族から
温かい反応が貰えない

それどころか
否定や拒否、無視など
子どもにとって怖い状況が起きると

感じること自体怖くなり
安心して感じることが出来なくなるんです。

 

そうやって
自分の感情を殺すことで
自分を守る生き方を覚えていくのです。

 

しかし、

気持ちや感情は自分そのもの。

 

それを
受け止めてもらえない
安心して表現できない

蓋をしないといけない
なかったことにしないといけない

 

これは
自分自身の存在否定でもあり

心の奥では
生きていること自体が
怖くて不安という感覚に繋がりやすいです。

 

 

 

感じて表現できないことで起こる問題
******************
**********

 

感情を感じていても
泣いて表現したり、誰かに話したり

不快な感情を内側に押し込めないで
健康的(適切)な表現方法で
そのエネルギーを表現できればいいのですが

 

感じている不快な感情を
適切に外側に表現できない場合

以下のような問題行動に
出てしまうこともあります。

 

表現できずに自分の中に溜まる
抱えきれない感情を感じたくないために

●不快な感情を麻痺させる行為をする
●感情を表現する方向性を誤る

→食べ物を食べまくる(過食行為)
→自分より弱いモノ(人・動物)を虐める
→自分自身を傷つける(自傷行為)など

 

kkk

 

 

昨今のニュースで見る
「誰でもよかった」という理由の通り魔事件。

 

ここにも”キレる”寸前まで
怒りや悔しさや理不尽さなどを

本当に伝えたい、ぶつけたい人に表現できずに
自分の内にいっぱい溜め込んでしまっているという

感情表現を含む
コミュニケーション力不足
大きく影響していると感じます。

 

表現できない以前に
”感じない人生”を生きているのであれば

本当に、ある日突然”キレる”という状態が
起きるかもしれません。
(あんな優等生がどうして?)

 

逆に言えば、

それくらい私たちの内側で生まれる
感情・気持ちというエネルギーは

外側に表現したくて
本当は分かって欲しくて
本当は受け止めてもらいたい

こんな強い欲求を持っているんだと感じます。

 

 

 

安心できる場で表現していく
**************************

 

幼少期の強いトラウマにより
”感じてはいけない人生”を生きている場合

この問題を根本解決して

安心して
自分の感情を感じて
表現できるようになるためには

感情を丁寧に扱う手法の
心理セラピーが必要となってきます。
しかし、心理セラピーでなくても
まずはカウンセリング(傾聴)により

自分の気持ちを安心して表現して
受け止めてもらうという経験を
体験していくこともいいと思います。

 

また、安心して話せる人に
「話を聞いて欲しい。」と
自分の状態を聞いてもらうことも
気持ちが楽になるひとつの方法です。

※ただ、愚痴を吐き出すという
相手を感情のごみ箱にするのは
好ましくないです

 
そして、日々出来ることでおススメなのは

今、この瞬間の気持ちを
ノートに書きだすこと。

 

誰にも見られなくて
安心して自分の気持ちを表現できる場です。

 

ノートの中では
どんな気持ちを吐き出しても
誰かを傷つけることにはなりませんよね。

 

ただ、ただ
自分の素直な気持ちを
紙の上で表現しているだけ。
ペンを動かしていくと
不思議と自分の言葉が
次から次へと出ていくものです。

 
ここで大事なことがあるとすれば

 

ずらずらと
気持ちを説明するばかりじゃなくて

 

 

気持ちの言葉を使って

●私は今、○○と感じている
●~されて、私は○○と感じた

気持ちの言語化も意識してみて下さい。

 

つい、感情的になって
ミスコミュニケーションをした経験がある
という方も多いのではないでしょうか??
本当に伝えたくて
分かって欲しかったのは”気持ち・感情”のはず。

 

気持ちの言語化が
少しずつでも出来るようになると

コミュニケーションも良好になっていきます。

 

今のあなたに合ったやり方で
自分の気持ちと繋がる方法を始めてみて下さい。

 

どうしていいかわからない。

 

そんな時は
そのお気持ちをお聞かせて下さい。

 

 

 

 

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今日もお読み下さり
ありがとうございます

 

【対人援助職】どうにかしたい!助けたい!が強くなるとき~無力な自分を感じたくない~

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心理療法を中心に

他人軸人生から卒業し
自分を愛し生きる力と喜びを取り戻す
お手伝いをしています

心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

私の住んでいる山陰地方は

ここのところ
気温の変化が大きいです。

みなさんの地域はいかがですか?

 

先日は、5月も半ばなのに
「春先に戻った?」と感じるくらい
寒かった日があったのを覚えています。

 

例年の5月といえば
夏日かと思うような暑い日が続き
アイスクリームが更に美味しかったような(笑

今年は
少しでも涼しい夏が期待できるかな。。

 

 

コロナウィルス対策としても
体調管理は十分に行っていきましょうね。

 

 

さて、
この体調管理も含む対人援助職といえば
どんな職業を思いつきますか?

 

医療系・福祉系・教育関係でしょうか。

 

目の前の人と親密に関わりながら
その方の問題を解決・支援する職業は

少なくとも
「この人のために。」という優しい気持ちを
仕事の前提として持っておられると感じます。

 

だから、目の前の方の状態が改善されると
一緒に嬉しい気持ちになる場面もありますよね。

 

一方で、なかなか上手くいかない場面にも
立ち会わないといけない

 

だから、問題を解決・支援していく分野の
対人援助職は自身のメンタルの安定性も
必要じゃないかと感じています。

 

 

そんな中、
人と関わるときに

無性に
どうにかしたい!助けたい!

 

こう強く感じることも
あるのではないでしょうか?

 

そして、
やるせない気持ちやざわつきや怒りといった
様々な感情を経験することもあると思います。

 

 

今日は理学療法士とし
医療・福祉現場での経験を持つ私の体験も含め

 

対人援助職の方の

どうにかしたい!
助けたい!が強くなるとき

 

この心理についてお話していきます。

 

 

 

ー・-・-目 次-・-・-・

1.介護現場で頑張るKさん
2.支援中のざわざわとイラつき
3 どうにかしたい!助けたい!の裏側
4. 心の居場所が欲しかった幼少期
5.本当の解決とは・・・

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

介護現場で頑張るKさん
**************************

 

いつもはつらつと
介護現場で働いているKさん(女性)

優しくて気配りもでき
利用者さんからの支持も厚いKさん。

こんなKさんだから
困ったり悩みを持つ利用者さんから
悩みや問題を相談されることも多いです。

 

無題

 

ある時、身体の一部が不自由な方から
生活動作についての相談がありました。

 
Kさんは
自身のもつ知識やアイデアを絞って

すぐに出来る簡単な方法について

そんなに我慢して無理しないでも
~するといいかもしれませんよ。
楽になると思いますよ。

こう利用者の方へ説明しますが

 

表情を曇らせながら
「いや、それは出来んに。
痛いけど不自由だけど自分でやるしかないわ。」

こう返事をされました。

 

Kさんはしつこくない程度に
何度か自分の案を伝えましたが

その利用者さんは
Kさんの話を受け取りませんでした。

 

利用者さんの気持ちも分かりましたが
それよりも現状の辛さや困り感の解決も
大事だと感じていたので

すぐに出来そうな
難しい提案でもなかったからこそ

 

なんだかもったいないなぁ。
(あの方法なら現実が楽になるのに)
どうにかしてあげたいな。
今の辛さから助けたいな。

 

と、悔しいような胸の中がざわつく感覚
大きくなるのを感じていました。

 

gahag-0018440319-1

 

 

支援中のざわざわとイラつき
******************
**********


Kさんはその後も
その利用者さんが気になり

話をする機会がある度に

利用者さんの辛さや
生活動作が楽になるように

自分の提案を何度が伝えてみました。
(気が変わるかもしれないし)

 

しかし、何度伝えても
Kさんの提案は「できんわ。」と断られ

その利用者さんは
辛い現状を自分で選ぶ決断を
断固として譲る気配はありませんでした。

 

話をしながら
次第に、Kさんの胸には
ざわざわ感とイライラ感まで生じてきました。

OIP14ND1NR8

 

それでも
居ても立っても居られない心境なKさんは


なんだか
このままじゃもったいない

(もっと楽になれるのに)

 

と、上司にも掛け合い
自分の気持ちを伝えました。

 

上司は、以前からその利用者さんに詳しく

「ん~、○○さんには難しいかもね。
性格的にもそうだし、
自分で頑張ってきた人だから。」

こう困った様子もなく
その方の性格を尊重するかのように
穏やかにKさんへ答えました。

 

その時、Kさんはハッとしました!

 

私は尊重するどころか
・楽になってほしい
・今の辛い状況から助けてあげたい

この自分の気持ちだけを
ずっとずっと押し付けていたんだと。

 

本人は辛くても今の状況を選んでいる。

 

ならば提案もしたし
出来ることは提供できたし

あとは今を選ぶ
利用者さんの気持ちを尊重することも

周りが出来る
”今のベスト”という正解もあるのに

 

どうしてKさんは
居ても立っても居られない心境

その利用者さんに
何度も関わっていたのでしょうか?

 

 

あの時の
胸のざわつきとイライラ感は
何を意味していたのでしょうか?

 

 

 

どうにかしたい!助けたい!の裏側
******************************

 

どうにかしたい!助けたい
この気持ちの主語はKさんですよね。

 

Kさんは
上司が利用者さんの気持ちを尊重する姿から

自分だけが 押し付けがましく
どうにかしたい!助けたい!と
強く感じていることに気づきました。

 

だから
居ても立っても居られない感覚や
自分の提案をスルーされた時の
イライラ感を感じながら

こう自問自答してみました。

 

この利用者さんが
辛くて困った状況のままだと
私の中で何がおこるんだろう?と。

 

すると・・・

 

役に立てない
助けられない
無力な自分を感じてしまう

 

こんな声が身体の中で聞こえきて
身体の力が抜けるとともに
「怖い」という感情を全身で感じました。

 

kodoku

 

Kさんは
支援者という立場ですので
出来る支援をするというのが業務ですが

自分が関わっていながら
目の前の人の辛さや困り感を解決できないと

アドバイスや指導などの関わり・支援が
目の前の人の役に立たない

 

そんな自分は無力な存在なんだ。

 

こう感じてしまうパターンが
Kさんの中にあったんです。

 

利用者さんの気持ちを尊重して
無理に現状を変えようとしなかった
穏やかな上司と

「どうにかして楽にしてあげたい」と
居ても立てもいられない感覚で
行動しようとしていたKさん

 

この二人の違いは

 

自分が関わる人の
辛くて困った状況を変えられない時
自分自身の存在を脅かされるような

無力感という恐怖の感覚を
内側で感じるかどうか

この違いだったんです。

 

 

Kさんは一生懸命
利用者さんのために動いていましたが

心の裏側(潜在意識)では
自分自身のために動いていたんです。

 

そして
居ても立っても居られない心境や
ざわざわ感、イライラ感は

なんで私のいう事を聞かないの?
(楽になるのに!)

という
相手をコントロールしたいのに出来ない
焦りの感覚だったんです。

 

 

また、このような感覚を持っていたKさんには
以下のようなパターンもありました。

●自分から進んで
行事や面倒な役割を引き受けようとする
●甘えられない、甘えるのがイヤ
●自分のことは後回しにして人を優先する
●子供っぽい人が嫌
●時折、感情が爆発する
●人の期待に必要以上に応えようとする
● つい可哀想な人を探してしまう
●「すいません」が口癖
●すぐに落ち込む
●居場所探しをする
●何をしても自信がない

 

 

人の支援や援助は”相手ありき”ですよね。

 

どんなにやるせない状況でも
目の前の人がそれを選ぶなら
それを尊重するのも支援の一つだと感じます。

 

 

あなたは辛くて困った人の
「役に立てない・助けられない」と感じる時

何を感じますか?
あなたの中で何が起きますか? 

 

 

 

 

心の居場所が欲しかった幼少期
***********************
******

 

”人の役に立つ”ことで
喜ばれると嬉しいのは

誰しもが経験したことがあると思います。

 

しかし、
人に喜ばれる自分=価値がある
人に喜ばれない自分=無価値な自分

人の役にたつ自分=価値がある
人の役にたてない自分=無価値な自分

人を助けられる自分=価値がある
人を助けられない自分=無価値な自分
など、

 

単なる事実自分の価値
このようなパターンで結びついていると

社会生活や人間関係で
苦しさや辛さなどの生きずらさを
抱えやすくなります。

 

そして、Kさんのように自分の価値を

人の役に立つ
人を助ける
人に喜ばれる

そんな他人との関係で左右される人には
幼少期にこんな体験があるかもしれません。

 

◆いい子でいると愛された
◆長男・長女
◆可哀想な親や兄弟の面倒をみてきた
◆親からの過度な期待に応え続けてきた
◆親が不在がち(共働き)
◆経済的に困窮していた
◆両親の喧嘩の仲裁に入っていた(バランス役)
◆病弱な家族がいた(うつ、障害など)
◆親が幼稚で、親の親役をやっていた
◆厳しくしつけられた

 

OIPUNC5F62F

 

 

 

Kさんは大家族(核家族)の中に
長女として生まれました。

親の手を煩わせない
気にきく優等生タイプ。

そんなKさんに安心して
母親は手の掛かる他の兄弟に
多く関わっていました。

 

子どもにとって
自分に興味をもって関わってもらうこと

 

これが

自分は愛されている
自分はここにいていいんだ
自分は生まれてきて良かったんだ

自分の中の安心感(生きるエネルギー)
大きく育てていくことに繋がるのに

 

Kさんは
親にとってよい子過ぎて
関わりが少なくて済む子過ぎて

 
子どもたちの中でも
ノーマークポジションとして
位置づけられてしまったのです。

 

こうなると
家族と居ても、家という空間にいても
いつも寂しさや孤独感を感じるため

 

Kさんは

心の居場所の無さという恐怖

をいつも一人で抱えていました。

OIPTR4WFORP
だからKさんは

もっと自分のことを見てほしい
もっと自分をストロークが欲しい
(関わり)

 

そのためにも
お母さんを喜ばせよう
お母さんの役にたとう
大変なお母さんを助けよう
下のきょうだいの面倒をみよう
と決めて

 

子どもなのに、子どもらしくない
大人のようなふるまいで

自分よりも他人を優先すること

”喜んでもらえる自分”
”役にたつ自分”を演じ続けていきました。

 

そうやって
周りを助けられ、周りの役にたち
周りに喜んでもらえると

 

心の中にぽっかりと空く穴
温かいモノで埋まる安心感が得られたのでした。

 

OIPA3OFFEH8
自分は愛されない存在
自分はここに居ていい?(必要?)
自分は生まれてきてよかったの?
(喜ばれる存在?)

 

この不安がいつもあるから
Kさんはぽっかりあいた穴を

人を助けることで
人の役にたつことで
人に喜ばれることで 埋めようと

自分以外の誰かに
関わり続ける仕事を選んだのかもしれません。

 

子どもの頃から
ぽっかり空いた穴を埋められたのは

お母さんに喜んでもらえ
お母さんに褒められ
お母さんに関わってもらえた時。

 

だから、Kさんの心の穴を埋められるのは

Kさん以外の誰か

ということになるんです。

 

 

そして、そこには
可哀想な誰か、困っている誰か
辛い思いをしている誰か

 

そんな他者が必要になってくるんです。

 

 

 

 

本当の解決とは・・・
******************

 

一生他者と関わり続けることで

・人を喜ばせ
・人を助け
・人の役に立つ

そんな自分を演じ続けることも可能かもしれません。

 

しかし、Kさんが今回ぶつかってしまったように
このままでは

思うようにいかなかった時に

・相手を責める感覚になったり
・感情が揺さぶられたり
・出来なかった自分を責めたり(罪悪感)
・本当の意味で相手を尊重出来なかったり

 

このような
感情が揺さぶられるストレスを感じたり
ミスコミュニケーションを起こす可能性を
同時に持ち続けないといけません。

 

 

そして、何より
心の穴がぽっかり空き続けているなら

 

自分は愛されている
自分はここにいていいんだ
自分は生まれてきて良かったんだ

 

この安心感で
心の中が満たされない限り

 

人と関われば関わるほど
寂しさや孤独感、心の居場所のなさ

 

この感覚を
感じ続けることになってしまいます。

 

 

本当の解決とは

心の中にぽっかり空いた穴を
心の傷を癒しながら
温かい感覚で埋めていくこと。

 

誰かからの承認ではなく
大人の自分で自分を満たしていけること。

 

OIPCIHTDC74

 

 

現状を少しでも変えていきたい方は

まずは、お気持ちをお聞かせ下さい。

 

 

 

 

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”疲れ知らず”は危ない?~心身の感覚に鈍感な人の特徴~

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心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

緊急事態宣言の解除が始まり
少しずつ以前の生活に戻ろうとしています。

私の住む地区でも
子供たちの学校が再開☆

子どもたちのお弁当作りはないものの
慌ただしい朝がまたやってきますね(汗

 

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20200506_180813

 

 

この自粛期間で
一番の思い出と言えば

愛犬のドックランを完成させたこと♪

 

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このドッグランを見るたびに
2020年のコロナ自粛と
家族が力を一つにした経験を思い出すのかな。

 

形になる思い出ていいですね☆

 

 

 

さて先日、知人のSNSの記事を見て
ハッとさせられる瞬間がありました。

 

それは・・・


あなたは
脳の疲れをとれていますか?

身体の疲れをとれていますか?
心の疲れをとれていますか?


という文章が書いてあった記事 。

 

私は「疲れたぁ~!!」と
つい口にしてしまう事が多いですが

 

「疲れたぁ~」と言っても

 

どこが疲れているのか?
どこがしんどいのか?

 

そんな所まで細かく
分析する事が少ない自分がいたことに
気づかされたんです。

 

よくよく考えてみれば

 

●頭が疲れているなら●
ぼーっとする時間を作ったり
パソコンやスマホに向かう時間などを
意識的に減らすことも可能だし

 

●身体が疲れているなら●
ゆっくり入浴したり
いつもより早く寝たりも出来るし

 

●心が疲れているなら●
何か我慢していないか?
気を遣い過ぎてないか?と
その原因を自分の内側で探ることが出来るし。

 

単に”疲れ”と言っても
どれだけ”自分を感じるアンテナ”を持てるかで

結果的に”疲れを癒す”スピードや質が
変わってくるだろうなと感じたのです。

 

 

みなさんは、日々の生活の中で

 

疲れを丁寧に感じること

“自分を感じること”

って出来ていますか?

 

 

今日は

”疲れ知らず”は危ない
~心身の感覚に鈍感な人の特徴~

 

こんなお話しをしていきますね。

 

 

 

ー・-・-目 次-・-・-・

1.頑張り屋のパワフルAさん
2.疲れはいつも突然に
3.心身の感覚に鈍感な人の特徴
4.  ”感じない”心理的メリット
5.このまま続けていくと・・・

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

頑張り屋のパワフルAさん
***************************

 

接していると
不思議と元気が貰える笑顔の素敵なAさん

 

元気でパワフルなので
職場でも頼りにされ
いつも忙しく働いています。

仕事が残れば家に持って帰って
夜遅くまで頑張れる体力の持ち主で

一晩徹夜をしても
翌日は元気に頑張れる30代前半の女性。
(家事だって子育てだってあるのに)

 

勉強好きなこともあり
休みの日には講習に出かけたり
その課題に取り組むなど

ゆっくりとくつろぐ時間は少ないけれど
充実した日々を送っていました。

 

そう、パワフルAさんの手帳は
毎月毎月、色々な予定で一杯なんです!
(手帳が真っ黒~)

 

OIPHYCLFKAZ

 

 

 

 

疲れはいつも突然に
********************


そんなパワフルAさんですが

時に急な発熱などで
「もうだめ!」と寝込む時があります。

 

電池が急に切れるかのような
バタンキュー状態。

 

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そう、Aさんの疲れは
突然にやってくる事が多いんです。

 

電池なら切れる前に
電化製品の動きが時々悪くなったり
予兆が見られることがあるし

人によっては
徐々に自分の疲れを感じて

何か無理してる感じ。
このままだと、しんどくなるなぁ
今日は早めに寝よう

 

など、早めに体力や疲れを回復するために
行動することもありますよね?

 

Aさんの電池切れはとにかく”突然”

 

みなさんは
自分の身体や心の疲れを
どのようにキャッチしていますか??

 

 

※そうそう、Aさんですが
かなり多忙な時期に両腕に突発性の
湿疹が出たことがありました。

後々から考えれば
ストレス過多の時期だったんですが

そんな身体のサインにも
なかなか気づけないタイプでした。

なんかぶつぶつが出てるわ
気持ち悪い~!程度の気づき。

 

 

 

心身の感覚に鈍感な人の特徴
******************************

 

とにかくパワフルに走りまわって
元気に忙しく動けるAさんには

実は、こんな一面もありました。

 

◆何かをやっていないと気が済まない
◆ストイックに自分を追い込むことが好き
◆自分に厳しい(完璧主義)
◆忙しければ忙しいほど燃える
◆休むことは出来るけれど心から休めない
◆どこかいつも緊張感がある
◆寝つきが悪く、睡眠が浅い
◆呼吸が浅い
◆身体にいつも力が入っている
◆結果を出しても満足できない(もっと、もっと)
◆くつろいでいると圧迫感を感じる
◆何もしていないと不安になる
◆ぼーっとする方法が分からない
◆他者からの評価を受け取れない(過小評価)

 

OIPPM9Q5AQM

 

いかがですか??

 

これでは疲労やストレスが
程よく解消されるどころか
どんどん貯まっていくのが

想像に難くないですよね??

 

 

 

”感じない”心理的メリット
****************************

 

Aさんのように休む間もなく
パワフルに行動できるけれど

時に、電池切れのように
休養を要する場面が突然やってくる

 

そんな人には

心身の感覚に鈍感

という特徴がみられています。

 

 

そして、この状態の根っこには

感情や感覚を感じたくない

という深層心理が関係しています。

 

 

上記で伝えた
Aさんの様々な一面を例えにして
お伝えするならば

 

ゆっくりくつろぐ自分感じたくない
リラックスした状態感じたくない
何もしていない自分感じたくない
出来ない自分感じたくない

 

そう、

(わざわざ)
鈍感なのは
感じたくないから!

 

本当は感じるのが怖い!

 

これがAさん自身が気づけていない
Aさんの本音の本音なんです。

 

不安

じゃあ、何を感じたくないのか?

 

それは

 

リラックスしたりくつろぐ時に感じる

=罪悪感(申し訳なさ)

 

何もしていない
何も出来ていない
成果が出せない時に感じる

=無価値感・無力感

 

 

この自分の中で感じてしまう
罪悪感や無価値感・無力感という感情”

感じたくない
感じないようにするため

 

いつもいつも
頭(脳)と身体と心を
休まず働かせ続けないといけない状態を

Aさん自身が
無意識に
選び続けていたんです。

 

 

だからといって
身体も無限大の体力があるわけでもなく

時々、電池切れを起こして

もう限界だよ~!
そんな生き方ではついていけない!

 

と色々なサインと
Aさんに送ってきていたのです。

 

 

このまま続けていくと・・・
****************************

 

さぁ、このままAさんが
”感じない”人生を送り続けると

一体、どんな人生が待っているでしょうか??

 

 

身体の小さな症状に気づけない(身体が鈍感)

電気切れダウンがパターンが続く
※仕事などで迷惑をかける

何かの病気の諸症状を見逃す
※気づいた時には末期なことも?

 

自分の気持ちに気づけない(心が鈍感)

本音を感じないように抑圧する
※時々、自分でも抑えられないような
感情爆発が起こる(不安定になる)

突如、ストレスが身体に出る

感情の動きが少なくなる
※好きな事・やりたい事が分からなくなる
※自分の事が分からなくなる(自分を見失う)
※生きる意味さえ分からなくなることも

 

など、”感情や身体感覚を感じること”を避けることは
様々な問題や悩みを作り出すことにもなるんです。

 

 

そして、心身に鈍感な傾向がある人は
以下のような体験を
幼少期に経験しているかもしれません。

 

◆親がそもそも感情表現をしない人だった
◆感情を出すと無視された(嫌な事が起きた)
◆感情を出すと家族の誰かに迷惑をかけた
◆親から情緒的な関わりがなかった
◆厳しい親に育てられ主体性を奪われていた

◆虐待によって感情を出すことを否定された
◆感情を出したら笑われたり恥ずかしい思いをした
(感情を出すことは恥ずかしいことと感じる経験)
◆過去の辛い記憶に蓋をするために感情を切る

 

 

子どもって
わぁーん!て泣いたり
嫌だぁ!!て駄々をこねたり

私たち大人の気持ちなんてお構いなしに
自分の素直な感情を表現しますよね。

周りの事なんて関係なくて
ただただ自分の気持ちを自由に表現しますよね。

 

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この感じるままの自己表現を
大人側の都合て強く拒否したり

その感情表現に大人がイライラして
怒鳴ったり手をあげたり、無視すると

 

子どもの中には
その時の心の傷(トラウマ)とともに

感情を感じて
表現すると怖いことが起きる


●怖いから感じないように感覚を切ろう
●怖いから感情表現しないようにしよう

 

このように
自分を殺してしまうとしても
安心・安全を感じられる生き方の方を
子どもながらに決めてしまうのです。

 

 

自分の感情や感覚を
感じないように殺してしまう生き方なので

自分にとっての本当の幸せからも
遠のいてしまいかねません。
感じない人生は
嫌な感情や感覚を感じないので
怖い感情や傷つくことは回避できますが

その代償は
そのメリットと同じくらいの
強い生きづらさ(心・身体)。

 

かくいう私も
頭でっかちの不感症人間でした(汗

そんな私が

自分の内側を意識的に感じ
感情や身体の感覚に
繋がるという初体験をしたのは

「石原さん、呼ばれてるよ」と
怪しく誘われた”ヨガ”でした。
(直観で行ったら大正解w)

 

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あいつを傷つけたくない~それは誰のため?~

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心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

新型コロナ肺炎の影響で
この春の新ドラマ放送が延期され

代わりに放送されている
懐かしいドラマの再放送に喜んでいます。

 

偶然か?
私の大好きな医療系ドラマが多く

 

年を重ねたせいもあり
毎回、涙なくしては見れない状態です(汗

 

また、初めて見た時と
自分の中の価値観や視点が変化していて

同じドラマの中にも
新たな発見(気づき)があったりするんです。
(だから面白い)

 

今日は、私の”ぞっこんドラマ”のひとつ

 

「グッド・ドクター」
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(フジテレビホームページより)

 

こちらのストーリーをもとに
心理のお話をしていきます。

 

 

 

ー・-・-目 次-・-・-・

1.主人公に厳しい上司(高山先生)
2.  主人公を通して蘇る弟との過去
3.  「傷つけたくない」と感じる理由
4.  大切なのはいつでも自分の反応

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

主人公に厳しい上司(高山先生)
***************************

 

主人公の新藤湊は
先天的に自閉症スペクトラムながら
驚異的なサヴァン症候群の青年。

 

幼少期の司賀医師(現院長)との出会いを機に
小児外科医になりたいと思うようになり

彼の特性(暗記力)により
医学部を主席で卒業し
医師国家試験にも合格します。

 

そして、司賀が院長を務める病院で
小児外科の研修医として働くことに。

(フジテレビホームページより一部引用)

 

新藤先生は
驚異的な暗記力(医学知識や患者情報)により

レントゲンを見ると
他の医師が発見出来ない
難しい病巣を指摘したり

容態が悪化した子供に
何が起きているのか?を瞬時に分析出来たりと
指導医や同僚たち顔負けの能力を発揮し

患者さんの回復に
大きな影響を与えています。

 

一方で、

 

人の気持ちを察したり
空気(暗黙の了解)を読んだりの
コミュニケーション能力の不足により

余計な情報や個人的な見解を
相手の立場や心境を考えずに伝えたりと

患者さんやその家族に対する対応が
不適切になるケースも多く

 

新藤先生は、
院内で問題児として扱われています。

 

所属する小児外科の主任の高山先生からも

・お前は医者に向いてない
・やめてしまえ
・オペ室にお前は入れない
・お前は邪魔だ

などの厳しい態度をとられてしまいます。

 

それでも新藤先生は
「すべての子どもを大人にしたい!」
夢に真っすぐに進んでいきます。

 

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(カッコいい)藤木直人さんが演じる高山先生は

この図の通り
新藤先生とって「怖い存在」

 

そうなんです。

せっかくの顔が台無しになるくらい
眉間にしわを寄せて
新藤先生を怒鳴る場面が多いんです(怖

 

ただ、高山先生がドラマの中で
手帳の中に挟んでいる男性の写真を見て
考え深い表情をする場面が何度も流れるので

 

高山先生自体も
何か事情を抱えているのかなと
気になっていました。

 

 

 

主人公を通して蘇る弟との過去
***************************
*

高山先生が抱えている事情(写真の男性)が
徐々に明らかになっていきます。

 

ある時、部下の瀬戸先生と飲んだ後
高山先生が心の内を明かしました。

 

高山先生にも
発達障害の弟さんが居たことを。

 

高山先生の弟さんは
発達障害のため引きこもりがちで
学校もいけなかったそうですが

自動車整備士になりたい!という
夢を強くもつようになったそうです。

 

ご両親は
「ろくに学校に行けなかったのに。」と
弟さんの夢を受け止めないどころか
弟さんへ無関心な様子。

兄の高山先生は
「弟がせかっくやる気になっている。」
「自分からやりたい言ってるから応援したい。」と
ご両親の反対を押し切って
自動車整備士の学校へ二人で行き

弟さんの発達障害の事情を承知の上で
受け入れてもらう事が出来ました。

 

しかし、社会に出て人と関わる中で
弟さんの事をよく思わない人たちは
弟さんにキツい言動をとるようになり

弟さんも
その人たちの事が怖くなっていきます。

 

そして、ある日
赤信号の踏切の前で止まっている時に
その同期の人たちが歩いて近づくてくると

恐怖でパニックになり
自分で踏切に飛び込んでしまったのです。

 

・ ・ ・ ・
弟さんの話を終えた後

高山先生は
弟はあのまま
家に居る方が良かったんだ…

というニュアンスのことを言い、

 

だから、新藤も小児外科よりも
人との関わりが少なく
かつ彼の特性が活かされる画像診断科に
行かせたほうがいい

 

そのほうが
あいつが傷つかなくて済む

これ以上
あいつを傷つけたくない

 

こう胸の内を明かしました。

 

新藤先生の能力をきちんと認めた上で
周りからのヤジや厳しい態度から

新藤先生を守りたい

こんな優しい気持ちが
高山先生の内側に芽生えてきたんですね。

 

 

 

「傷つけたくない」と感じる理由
*******************
***********


高山先生が新藤先生を
画像診断科に移動させたい
その真意を知った指導医の瀬戸先生は

 

新藤先生へ移動の話をする中で
移動した方が
あなたが傷つかなくてすむ
と彼に話しました
(セリフがうる覚えですいません)

 

すると、新藤先生は
そんな瀬戸先生の気持ちを横において

ボクは小児外科で働きたいです!
すべての子どもたちを大人にしたい!夢を
絶対に諦めません

と自分の強い思いを表現したんです。

 

私はこの時「あれ?」と感じました。

 

新藤先生は
自分の夢を叶えるために頑張りたくて

彼を理解する事が出来てない
周りからの厳しい態度に

傷ついてない?
傷つけられていると感じてない?と

 

ボクは傷ついている…というセリフもなく
傷ついている様子もドラマでは見受けられず

彼はどんなに周りにキツく当たられても
自分の事よりも子供たちのために
夢を叶えることが大事なんだと。

 

そう感じたとき

 

あいつをこれ以上傷つけたくない

これ以上傷つかなくていいよ

 

この言葉って
新藤先生のためじゃないんだなって。

 

 

実際、ドラマの中で

彼は傷つくことを恐れていない。

 

 

そう気づけたとき

新藤先生を
・これ以上傷つけたくない
・彼を守りたい

こう感じているのは
高山先生自身。瀬戸先生自身なんだなって

 

 

ドラマの中で何度も流れた
高山先生が手帳の中の弟さんの写真を
考え深く眺めているシーン

 

あれは新藤先生を目の前にすることで
同じ発達障害の弟さんのことを
思い出していたんですね。

 

そして、
誤解を招きやすい
患者さんやご家族との接触を制限したり
高山先生が自ら
新藤先生にキツく関わっていたのは

 

新藤先生と弟さんを重ねてしまい
弟さんが傷ついたその思いを
新藤先生に味あわせたくなかったから。

 

まるで弟さんのように感じる
新藤先生が傷つく姿を見ていると

兄としての高山先生も
きっと居たたまれない気持ちに
なっていたんだと想像できます。

 

そして、高山先生は
新藤先生と同じく夢を叶えようとした弟さんを
応援したことで

弟さんが人との関わりが増え
傷ついて命を落としてしまった事に対して

 

・あの時、応援するんじゃなかった
・あのまま家に居させたら
 辛い思いをさせなくて済んだ

 

と、少なからず
後悔する気持ちや罪悪感
感じていると察します。

だから
弟さんと重なる新藤先生が
傷つけられるのを見ていると

高山先生は自身の中の
未だ癒えない気持ち(後悔や罪悪感)
彼の中に蘇ってしまうんです。

 

そして、新藤先生(弟)を
傷つけたくない(守りたい)という気持ちで
行動することで

傷つく彼を見なくて済む(回避できる)
=自分の後悔や罪悪感を感じなくていい

 

この状況を
無意識に作り出そうとしていたんだと想像します。

 

 

確実に言えること(事実)は

 

新藤先生自身は
傷つくことを恐れていない
(自分の事よりも子供たちが大事)

 

これ以上、傷つけなくない
こう感じているのは高山先生たち(外部)

 

 

新藤先生が
・傷つく姿を見ていられない
・傷つく彼を守りたくなる

 

そう内側で反応しているのは
高山先生自身であること。

 

 

 

大切なのはいつでも自分の反応
****************************

 

人と関わるとき

”相手のことを思って”
行動することってありますよね?

 

子育て中のお母さんなら
子どもが自由に選んだ洋服を見て
「こっちの服の方が素敵よ」と着替えさせるとか。

 

 

私、これをよくやってました(汗

 

娘が上下とも黄色の服を選んで着て

”全身イエロー姿”で

「かあちゃん、これどう??」と
聞いてきたときのは、正直焦りました!!

 

こんな変な恰好させたらやばい!

 

OIP

 

こう感じたので
なんだかんだ適当な理由を並べて
上下の色が違う服を選び直して
保育園へ連れていったのを覚えています。

 

さて、やばいと感じるのは「誰」でしょうか??

 

 

そう、母親の私自身なんです。

 

娘は自分で好きな洋服を
何も考えずに着たかったから着ただけ。

 

 

その娘の洋服のセンスを悪いと感じ
親の私が「やばい!」と焦るのは
なぜでしょう??

 

それは・・

 

他の保護者さんや保育園の先生方から

その服を娘に着させている
私自身のセンスを悪く思われたり
そんな私の人としての評価を落とされること

 
この”周りの自分への低い評価”が
とてつもなく怖かったから

だから私は、それを回避するために
娘の意志を無視して
娘をコントロールしようとしんたんです。
(こっちがもっと素敵よ~)

 

 

私は娘を見て

 

やばい!=私が怖い!

 

こう感じたから(内側)
服を着替えさせたんです(行動)

 

思いっきり私自身のためでした(汗

 

 

 

誰かの行動や状態を見て

○○したほうがいいよ
○○させたくない

こう、一見相手のことを想って
色々な気持ちを感じるとき

 

この思いは誰のため??

 

こう感じてみてください。

 

人間関係の中で感じやすい
ミスコミュニケーションやイライラなども
自分目線で起きていることが多かったりします。

 

 

そして、相手を変えたくなる時は

 

相手がそのままだと
◆何がおきそうなのか?
◆自分の中で何を感じるのか?
◆何を恐れているのか?

 

自分の内側に意識を向けて
自分を客観的に感じてみることもお勧めします。

 

 

感じ方も捉え方も十人十色。

 

 

どんな感じ方でも捉え方でも
自分を責める必要はありません。
・こう感じる私がいるんだ
・これが嫌なんだ。怖いんだ。

 
など、自分の事を知ることは
自分で自分の行動を選択できるようになったり

自分らしい人生への道しるべにもなっていきますよ。

 

 

 

 

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幸せな結婚生活のはずが…③義理の家族に馴染めない

リトリーブサイコセラピー®という
心理療法を中心に

他人軸人生から卒業し
自分を愛し生きる力と喜びを取り戻す
お手伝いをしています

心理セラピスト 石原由美子です。

 

 

<幸せな結婚生活のはずが…シリーズ>

◆幸せな結婚生活のはずが・・・
1.ストレスが身体に現れる

 

◆幸せな結婚生活のはずが・・・
2.言いたいことが言えない

 

 

この2つの記事を書きながら
改めて感じることがあります

 

それは・・・

 

 

結婚は
新たな人間関係の始まりで

自分にとっての
根本的な心の悩みが現れやすい場。

 

 

これは、決して

結婚すると
もれなく悩みが多くなりますよ~

という意味ではなくて

 

悩みが感じられるという事は

・自分以外の誰かと更に良い関係を作りたい
・今までの自分のパターンを変えたい

 

 

そういう私たちの
無意識の願いがあるからだと
私は感じています。

 

 
じゃあ、どうして
結婚生活に悩みや問題が
現れやすくなるのか??

 

それは身近なパートナーや家族には
幼少期の両親・家族の投影
起こりやすくなるからなんです。

 

※投影についてはこちらの動画がおススメ
http://youtu.be/C3Fey5TMyq8

 

 

 

 

さて、今日は
結婚後に感じるお悩みあるある!

 

義理の家族に馴染めない

 

こちらについて書いていきます。

 

 

結婚生活を含めて
人間関係をスムーズに送るためのヒントとは??

 

 

 

 

ー・-・ー 目次 ー・-・-

1.義理の家族に馴染めないMさん
2.”馴染めないという違和感”の理由
3.集団の中で感じる疎外感や孤独感
4.  このまま続くと・・・

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

義理の家族に馴染めないMさん
***************************

 

結婚後、
二人暮らしをしていたMさん夫婦。

 

ご主人の実家が車で
1時間圏内ということもあり

「○○があるからおいで。」
「どうしてるかね?」

など義理の両親から声がかかると
二人で一緒に向かっていました。

 

息子夫婦に久々に会うこともあり

きさくで、もてなしの厚い義理の両親は
近所で親しい方などを呼んで
賑やかな宴会を開いてくれたりもしました。

 

Mさんも話好きな方なので
声をかけたり、かけられたりで
楽しい時間を過ごせていました。

 

もちろん、結婚当初は
その場に緊張したりと
少し馴染めない感覚はありましたが

「初めはこんなもんだよな
慣れるように頑張ろう!」と
そんな気持ちでいました。

 

しかし、どんなに期間が経っても

「私もこの家族の一員だ」という
馴染める感覚が生まれませんでした。

 

逆に、その場の中に居る時の違和感
意識すればするほど強くなるばかり。

 

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また、義理の妹婿さんに対して
「自分と同じ立場の人だわ。」と
勝手に親しみを持っていましたが

 

彼と周りの家族の関わりを見るうちに

「私よりもこの家に慣れてる感じだわ。」
と、さらに馴染めてない自分を実感。

 

Mさんの中には

義理の家族の中に居れば居るほど
”馴染めないという違和感”が増し

 

特に、義理の家族が
大勢集まる場(食事等)にいるのが
どんどん辛くなっていきました。

 

 

だから、時々、必要もないのに
トイレに行く振りをして席を外したり

片づけ役を自らかって出て
台所で一人で洗い物をしていました。

 

その方が、一人の方が
Mさんにとって気持ちが楽でした。

 

 

 

 

 

”馴染めないという違和感”の理由
***************************
*

義理の家族と
少人数でお茶を飲む時は
なんとも感じないMさんが

 

宴会など家族が大勢集まる場では

馴染めないという違和感と共に
その場に居たくない気持ちになる
(居場所のなさ、一人になりたい)

 

 

この時、Mさんの心の中では
何がおきていたのでしょうか??

 

alter-und-fruchtbarkeit

 

実は、Mさんの中で感じていた

”馴染めない違和感”とは
”疎外感・孤独感”だったんです。

 

 

Mさんは
大勢の人が集まる集団の中に居ると

 

自分だけ馴染めてない
自分だけ受け入れられてない
自分だけ違う存在だ…という疎外感

 

そして

 

だから
私は独りぼっち…という孤独感

 

を感じていたのでした。

 

そんな”怖い感情”て
誰も感じ続けるのは辛いですよね。

 

だから、Mさんは
疎外感や孤独感を避けるように
席を外す行動をしていたんです。

 

 

また、Mさんは
職場の飲み会やママ友の集まりなど
義理の家族以外の関係の中でも

 

人が大勢集まる場面(集団)で
似たような”馴染めない違和感”を感じる
パターンを持っていたんです。

 

kodoku
あなたは
人が大勢集まる場(集団)で
自分らしく居られますか??

 

安心して
その場に居続けられますか??

 

 

 

 

集団の中で感じる疎外感や孤独感
******************************

 

Mさんのように
集団・大勢のグループが苦手な人は
こんなパターンも持ちやすいです。

 

◆チームプレーよりが苦手(一匹狼)
◆集団に不満を持ちやすい
◆転職を繰り返す、定職につかない
◆表面的には楽しめるがどこか馴染めない
◆大勢の中にいると居場所がないと感じる
(自分の居場所はここじゃないと感じる)
◆劣等感が強い
◆人の中にいると何を話していいかわからない
◆集団にいると攻撃されそうな気がする(怖い)
◆パーティーは嫌だが司会なら出来る

 

 

大勢の人と関わる時に
このような生きづらい感覚を持つと

私たちはその場を避けようとしたり
避けられないのであれば
ストレスを感じ続けることになります。

 

では、どうして

人の多い場の中で
リラックスして楽しめる人がいる一方で

Mさんのように
馴染めない感覚=疎外感や孤独感を
感じる人がいるのでしょうか?

 

 

Mさんのような感覚がある人には
過去のこんな経験が関係あるかもしれません。

 

●いじめに遭った
●家族がバラバラで繋がりが希薄だった
●家族(家)が安心できる場でなかった
●自分だけが家族から離れて育てられた
●自分の家族だけが親戚から疎外された
●引っ越し(転校)が多かった
●家族内で差別やいじめがあった
●両親が回避的で集団活動をしなかった

 

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Mさんには
虐めにあった経験もありましたが

集団の中で
疎外感や孤独感を強く感じる大きな理由は
子どもの頃の家族にありました。

 

他のきょうだいの方が
お母さんに大事にされている

そんな様子を
目で見て、身体で感じながら

Mさんは、子供ながらに
こんな事を感じる事が多くありました。

 

↓ ↓ ↓

私は大事にされていない

私はお母さんに嫌われていて
お兄ちゃんや弟よりも可愛くない存在

私はお母さんから喜ばれていない
どうでもいい存在なんだ

私は要らない存在なんだ

 

 

Mさんは
子供が守られて安心感を感じるべき
家族という集団の中で

寂しくて悲しい経験を通して

強い疎外感と孤独感、居場所のなさを
感じ続けてきたんです。

 

 

だから、
同じような状況(集団)に身を置くと

幼少期に家族の中で感じた
強い疎外感と孤独感、居場所のなさが

Mさんの中に
トラウマとして蘇ってきたのです。

 

 

この感覚は

サークル、合コンでも
就職しても、ママ友の集まりでも

人が集まる集団の中では
いつも発動(疎外・孤独感)していたので

 

Mさんは
自分の中で何が起きているのか分からずも

自分が傷つかないように
自らその場を離れたり
周りからの誘いを断ったりしていました。

 

 

本当は近づきたいのに
本当は人と関わりたいのに
温かい繋がりを感じたいのに

人が大勢集まる場が怖い

 

 

いつもいつも
Mさんの中は苦しい葛藤ばかりでした。

 

 

 

 

このまま続くと・・・
*******************

 

さて、Mさんの中の
この生きづらさが続くとどうなるでしょうか?

↓ ↓ ↓

・義理の家族との関わりが嫌になり
何かと理由をつけて避けるようになる
(ご主人や子供だけ里帰りするなど)

・義理の家族と関わり続けるが
楽しめないし一人浮いた存在に見られる

・徐々に家族にもMさんの様子が変に感じられ
Mさんへの態度がよそよそしくなる
(この人はこの家族・場が嫌なのかしら)

・家族もMさんといると気を遣う感覚になり
本当に心の距離が離れた関係になってしまう

 

 

そう、初めはMさんの中だけの
馴染めない違和感だったのに

そんな、よそよそしい態度のMさんを通して
義理のご家族も
Mさんと居ると”違和感”を感じるようになり

お互いにとって
居心地の悪い安心して居られない関係に
なっていくんです。

 

Mさんというお嫁さんを
喜んで歓迎していた義理の家族だったのに

Mさんの中の状態(態度)が
周りの人の状態を
変化させていくことにもなるんです。

 

 
当事者のMさんにとっては
自分自身を守るための
精一杯の行動(避ける)なのですが

その行動が
周りを誤解させてしまうことに
繋がってしまうんです。

 

 

誤解なのに、周りの家族には
そんなMさんの気持ちは伝わりません・・・。
(家族のMさんへの想いも伝わりません)

 

これは残念な悪循環のスタートですが

 

それくらい
私たち一人一人の様子・態度て
周りの人へ影響してしまうんです。

 

 

じゃあ、Mさんは
どうしたらよいのでしょうか??

 

 

決してMさんが悪いという見解ではなく

Mさん自身が
ご自分の生きづらさに気づいた上で

 

・人の中で感じる疎外感や孤独感、
居場所のなさを解決したい

・人と不安や恐怖の感情ではなく
安心感や喜びの感覚で繋がりたい

・自分が本当に繋がりたい人へは
自分から素直に向かえるようになりたい

 

こんな風に感じられるのであれば
集団の中でMさんが感じてしまう
この生きづらさは、解決していけます。

 
もし、あなたの中にも
人と関わる中で感じる生きづらさがあるのなら

あなたの
どうしたい?どうなりたい?

の気持ち次第で
自分の内側を変化させていくことが出来ます。

 

 

まずは
今、あなたの中で起きていることをお話し下さいね。

 

 

 

 

 

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前回のブログでお伝えした
結婚記念日について・・・。

 

後から主人に聞いてみると

私の予想を超えて
ちゃんと覚えてくれていました。

 

そして、恒例のように

私がいつ思い出すのか?を
待っていたようです(笑
(思い出さなかったらどうした!笑)

 

前回のブログはこちら↓
幸せな結婚生活のはずが…
1.ストレスが身体に現れる
https://www.smile-musubi.com/archives/1660

 

 

さて、こんな緩い一面のある私ですが

前回のブログにもあったように

 

結婚生活をきっかけに
それまで全く気づくことのなかった

 

自分の生きづらさ

気づかされることになりました。

 

hunandaraek

 

今日は その中のひとつ

 

言いたいことが言えない。

 

こちらについてお伝えしていきます。

 

 

 

ー・-・ー 目次 ー・-・-

1.周りには言えて夫には言えない
2.言える事と言えない事
3.「言えない」は「言わない」こと
4.自分を表現する恐怖
5.生きづらさに気づくことは変化の始まり

ー・-・-・-・-・-・-・

 

 

 

 

周りには言えて夫には言えない
************************

 

Aさんは
仕事柄、毎日沢山の方と
会話をする機会が多い女性で

自身も

人の話を聞く
自分の事を話す

この時間を毎日
「楽しいな。」と感じていました。

 

息が合う人には

自分が興味があること
自分がやりたいことなど

個人的な本音も
フランクに話せるタイプで

Aさんってオープンな人だから
何でも話やすいよね!

と周りから言われることもありました。

 

そんな会話好きで
周りからフランクに見えるAさんですが

実は、彼女には悩みがありました。

 

それは・・・

 

周りの人には何でも言えるのに
身近な夫には言えない。

言いたいことが言えない。

 

 

そう、周りの人には
いい調子で自由な感覚で
気持ちよく思うまま話せるのに

 

同じ話を、同じ調子で
ご主人に話そうとしても

 

なぜか 
言えない。言葉が出ない。

 

こんなことが
Aさんの中で起きていたのです。

 

 

 

言える事と言えない事
***********************

 

Aさんは 自分の中にある
”言えない”という違和感に気づいてから

益々 苦しくなっていきました。

 

それは
「本当は言いたい・伝えたい!」
と感じるからこその苦しさでした。

 

だからといって
全く会話がないわけでもない
自他共に認める仲の良い夫婦でもあったので

 

自分は
どんな時、どんな事なら言えて
どんな時、どんな事が言えないのか?

 

この違いが気になり
自分の中を探っていきました。

 

そうして分かったことは

 

生活に必要な事や仕事について、
シェアすべき事(保育園の事など)は
問題なくスムーズに話せるのに

 

Aさん自身のこと
~したいと感じていること
~が欲しいと感じていること
~をお願いしたいと感じてること…など

 

このような
個人的な気持ちや欲求について
ご主人に話そうとすると

 

・言い出せない
・のどが詰まってしまう
・身体が緊張して心臓がバクバクする
・「いつ言おうか?」と迷って
それだけで何時間も費やしてしまう

 

フランクなAさんとは
ほど遠い、こんな状態が起きていたんです。

 

ある時のAさんは

何カ月前から予定されていた
行きたいと思っている同窓会について

 

同窓会に行きたいから
行ってきてもいい??

 

これがご主人に
言えなくて、言えなくて

言えない自分に対して
悔しくて、悔しくて(涙)

 

どうして私は
こんなに自分の気持ちが言えないの!!

 

こう自分を責めてしまう場面もありました。

 

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・私、同窓会に行きたいのに!
・めちゃくちゃ行きたいのに!
・なんで言えないの!
・この葛藤はなんなの!

 

 

Aさんは、こんなに
自分の気持ちを分かっているのに

 

自分の気持ちや欲求を伝えるためには

なぜか分からないけれど
大きな勇気が必要だったため

 

結局、自分の気持ちや欲求を
言わないまま、諦めてしまうことを

Aさんは選び続けていました。

 

 

 

「言えない」は「言わない」こと
*****************
***************

Aさん自身も
なぜだか分からないけれど

 

ご主人に自分の気持ちや欲求を
伝えるために必要だった”大きな勇気”

 

この大きな勇気とは
実は”言うのが怖い”という恐怖の感情でした。

 

不安

 

 

そう、Aさんは
自分の気持ちや欲求
ご主人に表現する事が怖かったんです。

 

「よし、言おう!」と頭では決心するのに

 

・言い出せない
・のどが詰まってしまう
・身体が緊張して心臓がバクバクする
・「いつ言おうか?」と迷って
それだけで何時間も費やしてしまう

 

この時、Aさんの心と身体は
・言うのが怖い!
・自分の気持ちを表現するのが怖い!

必死に感情を表現していたんです。

 

 

そして、その恐怖から
自分自身を守るために

 

どんなに葛藤しても
どんなに悔しくても

 

最終的には諦めてしまうなど

言わないことを
Aさん自身が無意識に選んでいたんです。

 

 

「言えない」という悩みは
「言わない」という選択だったんです。

 

 

あなたにもありませんか?
何かを伝えたいのに言いにくい場面。

 

そんな場面で
「あの人の態度が悪いから。」
「忙しそうだから。」

と、相手のせいにすることが
ありませんか??

 

そんな時は
自分が言わないことを選んでいるとしたら
そこにはどんなメリットがあるのか?

 

こう静かに感じてみて下さい

 

 

もしかしたら、あなた自身が
言わないことを選ぶことで

無意識に
自分のことを守っているかもしれません。

 

 

 

自分を表現する恐怖
***************
***

 

Aさんが自分の個人的な
気持ちや欲求を人に伝えること

 

 

自分を表現すること

 

ここに躊躇してしまうパターンは
実は、結婚するずっと前からありました。

 

お母さん!私、これが欲しい!
お母さん!私、これがしたい!
お母さん!私、本当はイヤだ!
お母さん!私、困ってるから助けて!
お母さん!私のことも見て欲しい!

 

sakirou

 

そう、Aさんは
小さな子供の頃から

自分の気持ちや欲求

両親に表現することが苦手だったんです。

 

苦手というよりも
つい我慢してしまうという感覚。

 

 

このように自分を表現することを
我慢して諦めてしまう人には

幼少期のこんな体験が
関係しているかもしれません。

 

◆求めても我慢しないさいと言われて育った
◆親の苦労を見てきた
◆親が我慢する人だった
◆愛情や温かさを求めても拒絶された
(虐待・ネグレクト)
◆親が精神的に不安定だった
◆自分や欲求を出すと誰かに迷惑をかけた
◆支配的な親で親の考え方を押し付けられた
◆感情表現や自由意志を尊重されなかった
◆そもそも選ばせてもらえなかった
◆親やきょうだいのお世話役(長男・長女)

 
Aさんは
4人きょうだいの2番目(長女)

 

しっかりした女の子で
家族の空気や人の顔色が読めて

3歳上のやんちゃな兄と比べると
親を困らせない子供で

下の妹や弟の面倒も見れる
とても頼りになる子供でした。

 

空気なんてお構いなしに
自己主張する父親とは対照的に

気持ちや欲求を表現せずに
我慢する控えめな母親と似ていました。

 

そして

4人の子供たちに追われ
自己中心的な父親に対応するために

自己主張せずに
家族のために生きる母親を傍で感じながら

 

幼いながらも

自分の気持ちや欲求を言ったら
お母さんを困らせてしまう

そんな事をしたら
家族がぐちゃぐちゃになって

お父さんも怒って

お母さんが大変になって
お母さんが悲しい思いになるし

そんな怖い家には
安心して居られない(居場所がなくなる恐怖)
子供のAさんの心の中には
こんなストーリが あったんです。

 

 

だから
お母さんを困らせないためにも
お母さんを助けるためにも

家族という居場所を
安心した空気にするためにも

誰かのためになる事は
躊躇なく喜んでやったとしても

自分の個人的な
気持ちや欲求は我慢しよう

こんな決意を
子供ながらにしたんです。

 

 

自分を表現すると
家族に怖いことが起きて
居場所がなくなってしまう

 

Aさんの心の中に染みついてきた
恐怖のストーリ。

 

それが、大人になった今でも
ご主人を前にすると
Aさんの中で呼び起こされるため

”怖い”という感情で
自己表現するのを自分で止めていたんです。

 

 

どうしてご主人だけなのか?

それは
両親と同じ家族であり
両親と同じ大切な人だから。

 

生きづらさ・生き方は
身近な人ほど投影が起こりやすいんです

 

※投影についてはこちらの動画がおススメ
http://youtu.be/C3Fey5TMyq8

 

 

 

 

生きづらさに気づくことは変化の始まり
****************************
******


 

子どもにとって
親という存在は絶対的です。

portrait of young asian family lifestyle image
親が目の前から居なくなると
生きるための衣食住が脅かされるし

そこまでじゃなくても

 

親が不仲だったり
親が不機嫌だったり
親が不安定だったり
親が悲しんでいると

 

そのエネルギーを察知した子どもは
”安心して居られない”という不安な感覚になり

 

場合によっては
生きていけない=死の恐怖

という感覚に結びついてしまいます。

 

だからこそ

必死に”その恐怖”を感じない
安心した居場所を確保するため

本当の自分を置き去りにしてでも

 

自分の対振る舞いや行動を適応させて
生きようとします。

 

そして、その生き方が定着すると
あたかも性格(人柄)のように
その人にとって自然な生き方となっていきます。

 

 

ただ、今、Aさんは
ご主人という家族関係の中で

生きづらさという
違和感や苦しさを通して

大人のAさんには
窮屈になってしまった
子どもの頃の古い生き方に気づく事が出来ました。

 

 

また、
「本当は言いたい・伝えたい!」
と感じるからこそ気づけた生きづらさであり

 

その生きづらさは

子どもの頃に諦めてしまった
本当の気持ちや欲求が芽生えているサイン。

 

 

だから 私は
生きづらさに気づけることは
変化のスタートじゃないかと感じています。

 

 

生きていく中で出会う
悩みや生きづらさは

私たちひとりひとりの感覚であり
誰かの感覚と比べられるモノではありません。

 

 

だから、その不安や恐怖心、辛さ・苦しさは
周りに理解されない事もあります。

 

こんな自分は変じゃないのか?と
自分の性格や生き方を

誰よりも自分自身が
偏見の目でみてしまうことも
あるかもしれません。

 

でも、私は
私がそうであったように

生きづらさや生き方は
いつからでも
変化させることが出来ると感じています。

 

 

そして、大切なのは
現実の中で感じる感情や感覚を変化させること。

 

自分を表現したら
・誰かを困らせて悲しませる
・何か怖いことが起きる
・家族がバラバラになってしまう
・そして居場所がなくなってしまう

こんな怖くて悲しい負の連鎖ではなく

 

自分を表現することは
・誰かを困らせて悲しませることじゃない
・怖いことなんて何一つ起きない
・家族もバラバラにならないし
・居場所もなくならない(居場所がある)

 

自分が気持ちや欲求を表現することは
自分が自分らしく幸せに生きること

 

この安心・安全の感覚に変化させること。

 

jibunnnoiti

 

まずは
あなたの中で気づいている
生きづらさについてお話し下さい☆

 

 

 

 

 

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